カロッツェリアCシリーズ・スピーカーの新型登場

カロッツェリア・カスタムフィット(トレードイン)スピーカーの中核モデル「Cシリーズ」が、モデルチェンジした。

こちらも同時発表の「Vシリーズ」同様、まったくの新設計。従来Cシリーズでは、表面のテクノーラと背面のガラスクロスで発泡PPのフォームを挟んで一体成形したIMXファイバーコーンだったウーファーの振動板を、より優れた特性を持つ2層構造アラミドファイバーコーンに変更。ウーファーのフレームは新Vシリーズ同様、最上級のRSスピーカーで開発した6本V字リブ構造(10cmウーファー採用のTS-C1020は3本V字リブ構造)を採用した。トゥイーターも従来Cシリーズの2.5cmチタンドーム型から、2.9cmアルミバランスドーム型に変更。大型化によってトゥイーターでより低い周波数まで再生できるようになり、開発コンセプトである「オープン&スムース」を徹底している。

TS-C1720A

TS-C1620A

TS-C1020A
ラインアップは17cmセパレート2ウェイのTS-C1720A(29,400円)と16cm2ウェイのTS-C1620A(28,350円)、10cm2ウェイのTS-1020A(28,350円)の3サイズ。大型化したトゥイーターを純正トゥイーターとスムースに交換できるよう、トゥイーター・ブラケットを付属し、TS-C1720Aはトヨタ16車種、ホンダ13車種、三菱6車種、スバル5車種に対応する。またTS-C1720A&C1620Aを純正位置へスムースに取付けられるよう、トヨタ/スバル社用のUD-K211(2,825円)とスズキ/日産/マツダ/三菱車用のUD-K212(3,990円)という2種類の別売トゥイーターブラケットも用意した。

オープン&スムース・コンセプトとは、ウーファーが担っていた中域をトゥイーターから再生することで中域を充実させ、明確な音像定位と、臨場感ある音場再生を実現しようというもの。専用設計のクロスオーバー・ネットワークでクロスオーバー・ポイントを低くし、各ユニットを最適化することで、中音域の低歪みと広指向性を実現している。いい音を手頃な予算で手に入れたい人にピッタリのスピーカーといえる。

【主な仕様】
■TS-C1720A
●瞬間最大入力:150W●定格入力:40W●再生周波数帯域:33〜46,000Hz●出力音圧レベル:90dB●インピーダンス:4Ω
■TS-C1620A
●瞬間最大入力:120W●定格入力:30W●再生周波数帯域:38〜48,000Hz●出力音圧レベル:89dB●インピーダンス:4Ω
■TS-C1020A
●瞬間最大入力:100W●定格入力:25W●再生周波数帯域:44〜51,000Hz●出力音圧レベル:87dB●インピーダンス:4Ω




カロッツェリア