ケーニグセグのデジタルコクピットを紹介

たぶん、ほとんどの人は関係ないし興味も持たないとは思いますが、いちおうネタとして(笑)。スウェーデンにケーニグセグ・オートモーティブという高性能スポーツカー・メーカーがあります。ここで造るハイパーカーに、フィンランドのThe QT Companyというグローバルなソフトウェア開発会社が、デジタルコクピットの開発をサポートしたという話です。

QTがサポートしたのは、車載インフォテインメント(IVI)システム、およびデジタル計器の開発のためのクロスプラットフォーム開発フレームワーク。ジェスコというハイパーカーには、SmartCenter、SmartClusterおよびSmartWheelを、アゲーラRSとレゲーラにはSmartCenterとSmartClusterが使用されています。

   ステアリング奥のディスプレイがスマートクラスター

さて、ジェスコですが、SmartClisterとは、ステアリングの背面に搭載されている計器システムのこと。5インチのコンパクトなディスプレイに、速度計をはじめとする計器類やIVIシステムの情報をデジタルデータとして表示します。ステアリング裏のディスプレイはステアリングの動きに応じて回転するので、ステアリング操作時に頭が動いても追従します。一方、セントラルゾーンは、ステアリングを回しても水平を保つので安定して見られます。
   こちらはスマートセンター

またSmartCenterはQTのタッチスクリーン型インターフェイス技術を使ってケーニグセグが独自開発した車載ヘッドユニットで、内蔵の統合ハードウェア・インターフェイスがシステム全体のハブとして機能。デバイスの接続やメディア再生、社内のコンフォートシステムやコントロールシステムを制御します。
   全体を見るとシンプルです

SmartWheelは、ジェスコのステアリングに組み込まれた2つの小型タッチスクリーンをタッチしたりスワイプしたりするだけで、各機能の選択や操作ができるもの。2つのスクリーンには、デフォルトでオーディオ、電話、車高、クルーズといった各コントロールが教示され、状況に応じて変化するしオプションを表示するなど、ドライバーの好みに合わせてカスタマイズすることも可能です。

ケーニグセグを買えるわけではないし関係ないやと思わず、いずれ自分のクルマもこのようなデジタルコクピットに変わったとしたらどうしようか、と今から考えておきましょう。とくにオーディオをグレードアップするとしたら、ヘッドユニットの交換なんて不可能に近いだろうし、そうなった時にどうするかを考えるのは大事です。

しかし、ビーウィズが好みそうなクルマですよね(笑)。もしかしてスピーカーはビーウィズ? なんて情報はありません。できれば、スウェーデンつながりで、DLSにしてほしいもので(笑)。