今年、創立40周年を迎えるアメリカの老舗カーオーディオ・ブランド、キッカー。それに向けて、続々と新製品をリリースする予定だが、まずはリーズナブルな「CX」シリーズのパワーアンプを発売する。
このCXシリーズ・アンプは従来のDXアンプに近い価格帯。ラインアップは4chがCX300.4(43,000円)の1機種、モノラルアンプがCX300.1(42,000円)、CX600.1(71,400円)、CX1200.1(93,450円)の3機種。また4Ω時40W×4+150Wの5chアンプ、CX600.5(99,750円)もある。
5chアンプのCX600.5 |
縦置き用マウントを付属 |
RCAライン入力のほか、ハイレベル入力にも対応しているので、純正システムなど、プリアウトを装備していないデッキにも、スピーカー出力を利用してパワーアンプの増設が可能。スピーカー出力を使ってパワーアンプを接続すると、どうしてもS/Nが悪くなるなどの問題もあるが、このCXシリーズは、FIT(フェールセーフ・インテグレーション・テクノロジー)により、ハイレベルインプット時のノイズを極力排除してくれる。
また自動復帰プロテクションを搭載。最近増えてきたアイドリングストップ車の中には、エンジンの再始動時に電圧が10V以下まで落ちてしまうものもあるようで、これがオーディオでは大問題。パワーアンプにプロテクションがかかってしまって、いったんリセットしなければ復帰しない。最悪の場合は、信号のストップ&ゴーの度に、オーディオの電源をオン/オフしなければ、音楽が聴けないということになりかねない。そんな症状を回避するのが自動復帰プロテクション。電圧降下でプロテクションがかかっても、問題が無ければ自動的にアンプの電源が復帰してくれる。アイドリングストップ車等、低燃費車には必須の機能だ。
こちらはコンパクトなモノラルアンプCX300.1 |
KXアンプももうじき登場 |
CXシリーズ・アンプの主な仕様は以下の通り。
【主な仕様】
■CX300.4
●定格出力:75W×4(2Ωステレオ)/40W×4(4Ωステレオ)/150W×2(4Ωブリッジ)●周波数特性:10Hz〜20kHz(±1dB)●SN比:95dB●入力感度:125mV〜5V(ローレベル)/250mV〜10V(ハイレベル)●サイズ:幅180×奥行320×高さ60mm
■CX600.5
●定格出力:75W×4+300W(2Ωステレオ)/40W×4+150W(4Ωステレオ)※4ch部は150W×2(4Ωブリッジ)での使用も可能●周波数特性:10Hz〜20kHz(±1dB)●SN比:95dB(4ch部)/90dB(モノラル部)●入力感度:125mV〜5V(ローレベル)/250mV〜10V(ハイレベル)●サイズ:幅180×奥行360×高さ60mm
■CX300.1
●定格出力:300W×1(2Ωモノラル)/150W×1(4Ωモノラル)●周波数特性:25Hz〜200Hz(±1dB)●SN比:95dB●入力感度:125mV〜5V(ローレベル)/250mV〜10V(ハイレベル)●サイズ:幅180×奥行210×高さ60mm
■CX600.1
●定格出力:600W×1(2Ωモノラル)/300W×1(4Ωモノラル)●周波数特性:25Hz〜200Hz(±1dB)●SN比:95dB●入力感度:125mV〜5V(ローレベル)/250mV〜10V(ハイレベル)●サイズ:幅180×奥行210×高さ60mm
■CX1200.1
●定格出力:1200W×1(2Ωモノラル)/600W×1(4Ωモノラル)●周波数特性:25Hz〜200Hz(±1dB)●SN比:95dB●入力感度:125mV〜5V(ローレベル)/250mV〜10V(ハイレベル)●サイズ:幅180×奥行310×高さ60mm
・キッカー/オージー
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