カロッツェリアのフラッグシップ・カーナビ「サイバーナビ」がモデルチェンジ。6月から発売の予定だ。
今年は2年に1度のフルモデルチェンジの年。一昨年はカメラの実写映像の上にルートや施設アイコンなどを上書きするAR機能を実現し、昨年はHUDを導入したサイバーナビだが、2013年モデルはそれらを踏襲しつつ、新たな機能を搭載した。
1DIN+1DINのHUD&ARスカウター付きモデル・AVIC-VH0009HUD |
こちらは2DINのARスカウター付きモデル・AVIC-ZH0009CS |
この画像がアップロードされるポイントは、あらかじめスマートループアイスポットして決められている。その数、全国で約5,000カ所。約2,500カ所の高速道路施設、約1,000カ所の交通量の多い交差点、約1,000カ所の人気施設の駐車場、そして発生次第対応する交通規制発生ポイントなどだ。たとえば交差点でいえば、お台場中央、新横浜駅前、名大病院西、天王寺駅前など。施設駐車場は旭山動物園、ららぽーと東京ベイ、ひらかたパーク、イオンモール宮崎などがあり、駐車場の入り口が複数ある施設は、すべての入り口の画像が確認できる。
その画像の確認の仕方だが、地図画面上のスポットウォッチャーで、いつでも表示可能。リストを開けば近くのスマートループアイ・スポットが一覧表示され、マルチウインドウで日時や走行スピードなどの詳細情報も見られる。またルート案内中は、次に通過するスマートループアイ・スポットの画像を事前に自動的に表示。さらに利用することが多いスマートループアイ・ポイントは10件までマイスポットして登録でき、いつでもチェック可能だ。またスマートループ通信メニューから、スマートループアイスポットを周辺検索して確認することもできる。
スマートループアイのスポットウォッチャーの画像 |
音質面の向上も、モデルチェンジの目玉のひとつ。カロッツェリアXなどで採用しているサウンドマスタークロック回路を投入したほか、DEH--P01と同等の音響用電源コンデンサーを採用するなど、ハイエンド・オーディオで使用されるパーツや回路を数多く採用している。聞くところによると、音をまとめたのはDEH-P01を担当したエンジニアとか。オートタイムアライメント&オートEQには低域の遅れを解消するフェイズコントロールを採用し、高音質化にますます磨きがかかっている。
HDMI端子の装備によりAndroidスマホやiPhone5の接続にも対応。Linkwithモードに対応しているので、同社アプリユニット同様のスマートフォン連携も可能になった。
ラインアップは、本体が1DINインダッシュTV+1DINナビタイプと2DIN一体型の2種類あり、それぞれHUD&スカウター付き、スカウターユニット付き、ナビ本体のみ(2DIN一体型は2機種)が用意される。それぞれの型番は、1DINインダッシュTV+1DINナビタイプのHUD&スカウター付きがAVIC-VH0009HUD、スカウターユニット付きがAVIC-VH0009CS、そしてHUDもスカウターも無いベーシックモデルがAVIC-VH0009の3機種だ、また2DIN一体型のHUD&スカウター付きはAVIC-ZH0009HUD、スカウター付きはAVIC-ZH0009CS、ベーシックモデルはAVIC-ZH0009と5.1chサラウンドが無く別売のスカウターユニットの増設もできない廉価版のAVIC-ZH0007の計4機種となる。
AVIC-VH0009とAVIC-ZH0009は別売のスカウターユニットやHUDの増設が可能。また末尾「CS」のモデルもHUDが増設できる。「CS」および「HUD」モデルは通信モジュールを同梱し、3年分の通信費も付く。それ以外でスマートループを活用するには、別売の通信モジュールが必要だ。
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