パナソニック「ゴリラ」の最新モデルはみちびき対応

パナソニックがポータブルナビ「ゴリラ」のニューモデルを発表。6月12日から発売の予定だ。

新しい「ゴリラ」 CN-GP530D(オープン価格)は、5型ワイドVGAモニターと16GB SSDメモリーを搭載した高機能PND。最大の特徴は、GPSやジャイロセンサーに加え、国産の準天頂衛星システム「みちびき」でも測位を行うこと。みちびきは現在1台しか打ち上がっていないが、2019年までに4基打ち上げられる予定で、常に日本の真上から測位のための信号を送って、GPSによる測位を補完する。ほぼ天頂に衛星があれば、高層ビルが建ち並ぶ都市部でも信号を受信できる確率が高いため、測位精度は大幅に向上するというわけだ。また高速道路の高架下やトンネルなど、GPSやみちびきからの電波をキャッチできない場所ではジャイロセンサーにより測位を補完し、測位精度を高める。

5型ワイドVGAモニターを搭載
16GB SSDには、2013年度版の最新地図データを収録。2013年3〜4月に開通した圏央道「海老名IC〜相模原愛川IC」や「茅ヶ崎JCT〜寒川北IC」「木更津東IC〜東金JCY/IC」も入っている。16GBだから、情報量はHDDナビと同等。1296エリアの詳細市街地図を収録しているし、電話番号検索のデータは個人たくを含む約3,400万件。ほか約3,640万件の住所検索に約640万件のあいまい(50音)検索、約370万件のジャンル別検索など、検索データベースは豊富だ。

観光ガイドブック「るるぶ」約100冊分の情報を収録
また観光ガイドブック「るるぶ」の観光スポット情報をデータ化した「るるぶDATA」を収録。写真付きで観光スポットを紹介するなど、単に名称だけがわかる検索データとは違う探し方もできる。るるぶDATAの情報量は、るるぶの約100冊分。都道府県別にデータを収録しているので、検索しやすい。

ゴリラエンジンにより、地図のスクロールや検索、探索などの動作レスポンスはスピーディ。地図を広くすっきり見せるフルスクリーンマップや事故多発地点などを示すアイコンもドライバーにとってはありがたい。Gアプリにも対応。HPから使いたいGアプリをSDカードにダウンロードしてゴリラに挿入すれば、計算機、スライドパズル、地下鉄路線図、ジオタブ変換アプリ、地点登録用KLMといった機能が使えるようになる。
JCT/ICガイドなど道案内画面もわかりやすい
内蔵TVチューナーはワンセグ。SDメモリーカードに保存したMP3/WMAの圧縮音源やMP4の動画、JPEG画像も再生できる。リチウムイオン電池内蔵だから、電源を接続していなくても使用可能。満充電時の連続しよう可能時間は約2時間だ。市場での実売価格は35,000円前後の想定。カー用品ルートで販売される。

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