スキャンスピークの車載専用スピーカーが発売に!

デンマークの名門スピーカーメーカー、スキャンスピークの車載専用モデルが、正式に日本に上陸。4月上旬に発売される見込みだ。


スキャンスピークは、多くの高級ホーム用スピーカーのユニットに採用されており、スピーカー・ユニットのメーカーとしては名門中の名門。かつてアルパインが発売していたフラッグシップ機、F#1 Statusのスピーカーも、スキャンスピークのホーム用ユニットをベースに、カー用として共同開発によるものだ。

ホーム用のユニットは、トゥイーターからミッドレンジ、ウーファー、サブウーファー、パッシブラジエーターまで多数取り揃えているスキャンスピークだが、カーオーディオ用もSCANSPEAK AUTOMOTIVEとして少数ながらラインアップ。その中の16.5cmセパレート2ウェイシステム、Discovery R6c(63,000円)が、日本でも正式に発売されるというわけ。日本への輸入元は、スキャンスピークを始め、フォーカルのホーム用スピーカーやクオードなど、世界の名だたるブランドを扱うロッキーインターナショナルで、スキャンスピークの車載用スピーカーのみ、発売元としてスタジオジータが担当するというスタイルをとる。

Discovery R6c
ウーファーは奥行63mmの薄型設計
このDiscovery R6cだが、ウーファーはNRSCガラス繊維振動板を採用。トゥイーターは19mmのリングドーム型で、28kHzまでの高域を再生する。ウーファーは磁気回路にネオジウムマグネットを採用した、軽量&コンパクト設計。取付穴径141mmで取付奥行63mmだから、市販の穴径142mmインナーバッフルで手軽に装着できるし、軽自動車など、ドアの奥行が少ないクルマでも、装着できる可能性が高い。

付属ネットワーク
付属のクロスオーバーネットワークは、クロスオーバー周波数2,500Hzで、スロープはハイパス−12dB/oct、ローパス−6dB/octの非対称設計。トゥイーターのレベルは、0/−1.5/−3/−4.5dBの4段階に切り替え可能だ。軽く試聴してみた限りでは、インパクトの強い音ではないが、じわじわと良さが染みてくるような味わい深さがある。全体的に軽めの音だが、刺激的な音が無く繊細で機器心地がいいので、長時間でもゆったりと音楽に浸っていられる印象だ。言うなれば、大人のためのトレードインという感じか。

なお、このDiscovery R6cは、4月上旬の発売に向け、販売店を募集中とのこと。興味のあるショップは、こちらのリンクに記載されているアドレスにメール、またはFAXで問い合わせのこと。

スタジオジータ・スキャンスピーク オートモーティブ事業部