パナソニックグループのエナジー社が、アイドリングストップ車向けに、車載用ニッケル水素電池を活用した、12Vエネルギー回生システムを開発した。
従来のアイドリングストップ車は、エンジン始動時のセルモーターだけではなく、アイドリングストップ中のエアコンのファンやオーディオなど、すべての電装品の電力をメインバッテリーでまかなっているため、バッテリーに大きな負担がかかっていた。
12Vエネルギー回生システムの概念図 |
車載用ニッケル水素電池を利用 |
最近、アイドリングストップ車に社外品のハイパワーアンプを積んだ際、信号待ちで停車し、再スタートする度にパワーアンプにプロテクトがかかって、音楽が途切れてしまうというトラブルもちょくちょく耳にするようになった。あるショップで、電源電圧を測ってみたところ、クルマによっては再スタート時に8Vまで電圧が落ちているクルマもあるという。ということもあって、現時点でアイドリングストップ車(とくにマツダ車のトラブルが多いと聞く)に社外アンプを搭載するのは、けっこう危険な状態なのだが、そんなトラブルも、この12Vエネルギー回生システムがあれば解決できるかも。早くアイドリングストップ車へ標準装備されることを望みたい。
・パナソニック エナジー社
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