【イベント】大阪オートメッセ2013の見所・聞き所

2月9日から大阪南港のインテックス大阪で始まった大阪オートメッセ2013にはカーAV関連の展示も多数。11日まで行われているので、これから行こうと考えている人のために、カーAV関連のブースの見どころ、聞きどころを。



トヨタ86のスピーカーはPRSシリーズ
カーAV関連のブースが集中しているのは、メインゲートから入場して一番奥の6A館。入り口を入ってすぐの通路を左に進むとまずはカロッツェリアのデモカー、白いトヨタ86が見えてくる。カロッツェリアのデモカーは86とBMW3シリーズの2台。86はヘッドユニットがDEH-P01(100,000円)でスピーカーがPRSシリーズの17cmセパレート2ウェイシステムTS-Z172PRS(84,000円)+6.6cmミッドレンジTS-S062PRS(47,250円)+25cmサブウーファーTS-W252PRS(57,750円)。パワーアンプがPRS-D700を4台(31,500円/1台)という構成。BMWはカロッツェリアのフラッグシップ・シリーズ、カロッツェリアXの4ウェイ・フルシステムだ。9日は1日中、絶えず試聴の列ができていたので、この2台を試聴したければ、試聴待ちの列に並んでじっと待つ覚悟が必要だ。

ダイヤトーンブースのセレナにはDS-G20を装着
カロッツェリアの並びの奥はダイヤトーン。ブースに向かって右から、スバル・インプレッサ、ニッサン・セレナ、マツダ・アテンザ、クライスラー300Cの4台が並ぶ。インプレッサは、カーナビをDIATONE SOUND.NAVI(オープン価格)に替えただけの簡単な仕様。スピーカーは純正のままだが、ナビを替えただけでも音がグンと良くなることを体感できるクルマだ。その隣のセレナはDIATONE SOUND.NAVIに加え、フロントスピーカーを最新のDS-G20(63,000円)に交換している。さらにその隣のアテンザになると、DIATONE SOUND.NAVI+DS-G20のほかにサブウーファーのSW-G50(84,000円)が加わる。そして300CはスピーカーがDS-SA3(250,000円)へと、よりグレードアップしている。かかる費用は、20万円以内のインプレッサから始まり、セレナがその倍、アテンザはさらに倍…という感じ。最新のDS-G20の音が聴けるだけではなく、費用に応じてサウンドの向上が体感できる展示になっている。とくにインプレッサとセレナを2台聴き比べてみると、ナビだけではなくスピーカーも変えると、こんなに音が変わるのかと実感できると思う。

ディナウディオのシャラン
その向かいには北欧・スウェーデンのスピーカーを搭載したデモカーが2台並ぶ。ブースに向かって右がDLSのフラッグシップ機、スカンジナビア・シリーズの16cmセパレート2ウェイシステムを搭載したアルファ147、左がディナウディオのフラッグシップ機、エソター2の3ウェイシステムを搭載したVWシャランだ。北欧のスピーカーらしい、ナチュラルで暖かい音を体感するのも良し、2つのブランドの音の違いを聴き比べてみるのも面白い。

その左となりには、ルノー・メガーヌRSが2台並ぶ。ともにAVカンサイがインストールしたクルマだが、白いほうはエムズラインのデモカーとして展示。黄色はAVカンサイのデモカーだ。白メガーヌのシステムは、ヘリックスのスピーカー&パワーアンプを搭載。黄メガーヌはフルカロッツェリアで、ヘッドユニットがDEH-P01、スピーカーが最上級のRSシリーズ、パワーアンプがカロッツェリアXのRS-A99Xという構成。この2台は音のキャラクターがまったく正反対。個人的には黄メガーヌのワイドレンジ&高解像度でハイスピードな音が好み。これはぜひ聴いておきたい1台だ。
AVカンサイのメガーヌ、ぜひ聴いておきたい1台
ジパングのBMW5シリーズ
黄メガーヌから始まって左の5台はサウンドステーション・グループのデモカー。メガーヌ&BMW3シリーズがAVカンサイ、その隣のBMW5シリーズがジパング、さらにサブライムのレクサス、オートステーションK2のボルボと並ぶ。AVカンサイとジパングのBMWは、スピーカーがモレルのフラッグシップ機、スプリーモ602を使用。ともにモレルらしいウォーム&スウィートな音が楽しめる仕上がりだ。

その裏側にはビーウィズのブースがある。ブースに向かって右側の2台がメーカーのデモカー。その左にはショップのデモカーが並ぶ。毎年、オートメッセで何らかの新製品を発表するビーウィズだが、今回は限定1000台のパワーアンプ、リファレンスR-107 BS01 Limited(63,000円)を発表。2台のデモカーにも、このアンプを搭載している。スピーカーはプジョーがフラッグシップのコンフィデンスIIサンライズ、メルセデス・ベンツは取付を手軽にしたBE-FITのB-1300U(94,500円)だ。これらもぜひ試聴したいところだが、ショップやユーザーの予約で試聴時間が埋まっている可能性が高いので、いきなり行っても試聴できない可能性が高い。その場合は、ショップのデモカーを試聴のこと。また同じ会場には雑誌「オンリーメルセデス」のブースがあるが、こちらにはソニックデザインの車種専用スピーカー、ソニックプラスを搭載したメルセデスベンツが展示してある。
ビーウィズのデモカーには最新の限定アンプを搭載
6A館を出てメインゲートの方向に向かい左手の3号館にはケンウッドが大きなブースを構える。ここにはモデルチェンジしたばかりの彩速ナビを多数展示。自由に触ることができる。カーナビの購入予定がある人なら、スマートフォンのようなフリック&ドラッグ、ピンチイン/アウトの操作が可能な新彩速ナビのスムース&スピーディな操作感を体感したい。また、プジョーのデモカーには、やはりモデルチェンジしたばかりのXSシリーズスピーカーを搭載。新彩速ナビとの組み合わせで、試聴できるようになっている。

試聴待ちの時間も入れると、おそらくカーAV関連の展示だけでも丸1日かかってしまいそう。最終日に行く人は、朝早くから出かけることをお勧めしたい。

大阪オートメッセ