イタリア、マクロムの創立25周年記念スピーカー

マクロムは1983年にドイツで創立されたカーオーディオメーカー。その後、何度かの本拠移転の後、現在はイタリアに本社を置くが、昨年で創立から25年となった。そのアニバーサリーモデルとして誕生したのがMOSシリーズ。マクロムのサウンドポリシーである「MASTERS OF SOUND」を意味するシリーズ名だけに、期待が持てる。



2タイプ×2サイズのミッドウーファーとトゥイーター、2種類のパッシブクロスオーバーネットワークが用意され、それぞれ単品(左右ペア)で販売。ユーザーは好みのミッドウーファーのタイプとサイズを選び、トゥイーターを組み合わせ、必要ならばクロスオーバーネットワークをプラスすればいいので、とても合理的だ。

2種類のミッドウーファーとは、中高域の位相を改善するフェイズプラグを備えたタイプと、キックウーファーと呼ばれるセンターキャップを採用したタイプ。中高域のクオリティを重視するならフェイズプラグ仕様のミッドウーファー、低域の再生能力を重視するならセンターキャップ仕様のキックウーファーといったところか。両仕様とも16センチと13センチの2種類のサイズが用意されている。

トゥイーターは26ミリ口径のソフトドーム型。特殊コーティングを施したシルク振動板は、同社のトップエンドトゥイーター、EXT-T28のノウハウを投入したものだ。特性は低域側の再生レンジが広いため、クロスオーバー周波数を低く設定することが可能。2種類のクロスオーバーネットワークは、組み合わせるミッドウーファーによってクロスオーバー周波数が異なり、さらにサイズによってクロスオーバー周波数を変更できる仕様だが、もっとも低い設定(16センチ・キックウーファー使用時)ではクロスオーバー周波数2.3kHz(-12dB/oct)となっている。

各ユニットの価格は以下の通り。
MOS-26(52,500円) 26mmソフトドームツィーター
MOS-5(52,500円) 13cmミッドウーファー
MOS-6(57,750円) 16cmミッドウーファー
MOS-5K(52,500円) 13cmキックウーファー
MOS-6K(57,750円) 16cmキックウーファー
MOS-X2P(31,500円) ミッドウーファー用2WAYネットワーク
MOS-X2K(31,500円) キックウーファー用2WAYネットワーク

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