今、使用中のシステムでiPodを楽しみたいなら

クルマでiPodの音楽を楽しむ方法は、FMトランスミッターを始め多々あるが、ある程度いい音で聞きたいなら、最低限でもこんなアイテムを使いたい。それが、ケンウッドから4月中旬に発売される予定のKOS-A300(42,000円)だ。


ディスプレイとコントローラー、ハイダウェイユニットの3点セットで、ハイダウェイユニットにUSBとAUX出力を装備。USBにiPodを接続し、AUX出力を手持ちのカーオーディオに接続すれば、クルマのスピーカーでiPodの音楽が聴けるようになるというわけだ。また手持ちのオーディオにAUX入力が無くても大丈夫。FMモジュレーターを内蔵しているので、デッキとアンテナの線に割り込ませてKOS-A300を配線すれば、AUX接続ほどのクオリティではないものの、カーラジオを通じてiPodの音楽が楽しめる。

USBはiPodだけではなく、USBメモリーなどのUSBデバイスに保存した音楽も再生可能。MP3/WMA/AACの圧縮音源の他、リニアPCMのWAVファイルの再生にも対応しているので、できるだけいい音で音楽を聴きたいならWAVファイルでリッピングしておけばいい。

iPodなどの選曲はコントローラーで操作。iPodのように「押す&回す」の操作で選曲できるので、使い勝手はいい。またiPodコントロールハンドモードも搭載しているので、iPod側のコントローラーで操作することもできる。対応iPodは第5世代以降(with Video&classic)のiPodおよび、1〜4世代のiPod nano、iPod touxh(1〜2世代)、iPhone3G。このうち、第1世代nanoと第5世代iPodだけはiPodコントロールハンドモードに対応していない。

ディスプレイの表示は5行で、日本語表示も可能。ディスプレイの色は10色のプリセットカラーから選べるほか、ユーザーの好みの色に自由に設定できる。その数、約1,000色だ。またコントローラーもリング状にイルミネーションが光り、その部分も10色に切り替えることができる。

AUX入力を装備しているので、DVDプレーヤーや地デジチューナーなどの音を手持ちのシステムに割り込ませることも可能。別売のブルートゥースユニットを加えれば、ブルートゥース携帯電話のハンズフリー通話にも対応する。純正/市販を問わず、iPodなどのデジタルメディアに対応していないオーディオ/ナビシステムをお持ちの人はまだまだ多いと思う。そんなクルマでiPodをはじめとしたデジタルメディアを快適に楽しみたい人にぴったりのアイテムだ。