カロッツェリアからHVTスピーカーの第2弾

HVT方式を採用し、超薄型ボディを実現したサテライトスピーカーと5.1chサラウンドシステム用のセンタースピーカーが、カロッツェリアから登場した。



カロッツェリアTS-STH700
横の動きを縦に変えて振動板を駆動
HVT方式とは、リンク機構を用いて横の動きを縦に変え振動板を動かす方式。一般的なダイナミック型スピーカーは、ボイスコイルと振動板が動く方向が同じだから、振動板の深さ+ボイスコイルの長さ分の奥行きが必要だが、HVT方式ならスリムに作れるわけだ。HVT方式採用の初代モデル、TS-STH1000(42,000円)は、振動板が片面だったが、新しいTS-STH700(31,500円)は両面に振動板がある。

スリムなボディの表と裏から全方向に音が広がる無指向性のスピーカーだから、サラウンド用のサテライトスピーカーとしてぴったりなのだ。スリムなボディの縁にはブルーのイルミネーションが付、車内をライトアップ。取り付け金具はボールジョイントタイプだから、取り付け角度を自在に調整できる。発売は6月下旬の予定だ。

もう一つのHVT方式スピーカーは、ダッシュボードの上に置く、サラウンド再生時のセンターチャンネル用のスピーカー、TS-CH700A(26,250円)。ダッシュボードに置くものだから、大きいと目立って気になるが、TS-CH700Aは厚さ19ミリ。目立たないし、ディスプレイが電動で立ち上がるインダッシュモニターなら、モニターの装着場所によっては、画面の陰に隠れて視界に入らないくらいだ。
カロッツェリアTS-CH700Aは別体アンプを付属

スピーカー本体をスリムにするために、パワーアンプ部を別体にした2ピース設計で、パワーアンプの出力は最大50Wだ。こちらも振動板が両面にあるタイプで、表側にはトゥイーターを配置。裏側にはトゥイーターが無く、ポートから中低音を効率良く再生する。手軽に5.1chサラウンド再生を楽しみたい時のセンタースピーカーにいい。こちらの発売は7月下旬を予定している。

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