試聴してみてわかった最新AVナビの進化ぶり

昨日は久しぶりの引きこもり取材。オートサウンドWebグランプリ選出に向けての試聴でステレオサウンド試聴室にこもっていました。今年のエントリーは20数台というところでしょうか。その中で、AVナビやDSP、DSPアンプなどを中心に半分ほど試聴しました。


詳しい話はオートサウンドWebグランプリが公開された時まで待っていただくとして、今回は試聴の雰囲気がわかるエッセンスを。まずAVナビから試聴を始めたんですが、今年はケンウッド彩速ナビ、パナソニック・ストラーダ、カロッツェリア・サイバーナビ、アルパイン・ビッグXの4台がエントリー。そのほかに、リファレンス機に使うかもということで、サイバーナビのXシリーズ(サイバーX)も借りてきていました。

試聴室に入った時、テーブルの上にずらりと並んでいたんですが、まあ画面がデカイこと(笑)。数年前までは7型モニターの2DIN機ばかりだったのでテーブルの上に載ったんですが、いまやそれでは済まず2段のテーブルの下段も使用しています。なにせ、一番でかいのはアルパインの11型ですから。サイバーXも大画面の8型を用意していたのですが、小さく見えてしまいます。

まずもっともリーズナブルな彩速ナビから聴き始めたんですが、けっこう良い音で鳴っています。普通ならこれで十分でしょう。やはりハイレゾの効果は大きいです。ライバルは楽ナビでしょうが、楽ナビはダウンサンプリング再生なので、ハイレゾを高音質で聴きたいならこちらを選んだほうが満足度が高いような気がします。もちろんAVナビなのでナビ性能などその他の部分もありますが、サウンドと操作レスポンスで選ぶなら彩速ナビ、ナビ性能なら楽ナビといったところでしょうか。

ストラーダもびっくりするくらいサウンド・クオリティが向上しています。以前、デモカーで聴いた時には、スピーカーが純正のままだったし調整もなにもしていない状態だったので低音がモコモコで、中高域がクリーンになったかな? 程度の良さしか感じ取れなかったんですが、試聴室で聴くと進化がはっきりわかります。とくに音の匠を入れた時の生き生きした音。さすがミキサーズ・ラボです。

アルパインはハイレゾ音源が再生できるようになり進化しています。音はというと、これまでのアルパインのイメージとはちょっと違っています。なんか洗練された感じ。従来のアルパインのエネルギッシュさは薄れた印象ですが、大人になった落ち着いた感じの音で、こちらも魅力的です。内蔵アンプもデジタルアンプに変わり、何もかも新しくなった印象です。

さて、一番気になるのは新サイバーナビとサイバーXとの比較試聴。当初は行う予定はなかったんですが、どうしても聴き比べてみたかったので用意してもらいました。サイバーXは地図データを最新に替えただけで本体は進化していないのですが、さすがの音の良さです。S/Nは良いし分解能も抜群。新サイバーナビを使った後だと、ハードキーを押す時に古さを感じるし画面の小ささ(といっても8型)にちょっとがっかりするものの、音は群を抜いています。

対して新サイバーですが、聴感上のS/NではけっしてサイバーXにひけをとりません。いや、むしろ新サイバーのほうがいいんじゃないか? と感じたほどです。少し弱いのは低域の力強さ。この辺は、圧倒的にサイバーXが優っています。となると、どっちを選ぶかは悩むところ。このあたりは、音をとことん突き詰めるか、Wi-Fiを使って多彩なコンテンツを大いに楽しむか、使う人の好き好きで良いかと思います。

僕がどっちを選ぶかといえば、難しいところですが新サイバーナビのほうかなぁという感じ。やはりWi-Fiを容量無制限で使えるのは魅力的だし、インターネットラジオやYouTubeなど多彩なコンテンツも楽しめます。家に置いたNASの音源を、クルマで楽しめるのもいいですね。

低音に関しては、サブウーファーを加えるなど、システムアップや調整によって改善できると思うので、それほど心配はしていません。となると新サイバーナビかなぁというところですが、このあたりは皆さんのお好み次第。色々と聴いてみて触ってみて、お気に入りのものを選びたいものです。