スマートフォン風の操作を採用した新「彩速ナビ」が好評のケンウッドが、彩速ナビの追加モデルを発表。5月上旬から発売する予定だ。
今回、追加されたモデルは、MDV-Z700W、MDV-L500、MDV-L300の3機種で、いずれもオープン価格。市場ではMDV-Z700Wが14万円前後、MDV-L500が9万円前後、MDV-L300が7万円前後で販売されることが予想される。
MDV-Z700Wは横幅200mmのワイドコンソール車にフィット |
横幅を広げてハードキーを含むデザインを変更した以外の内容は、MDV-Z700とほぼ同じで、OSにはAndroidを採用しレスポンスに優れた操作が可能なジェットレスポンスエンジンIIIを搭載。ディスプレイは高精細&高輝度のプレミアム・ファインビューを採用し、スマートフォン感覚のフリック&ドラッグやピンチ・イン&アウトで、メニュー切り替えや地図のスクロール、拡大&縮小などの操作が出来るし、画面の両サイドからドラッグ操作で引き出しのように子画面地図やAV画面などのウィンドウを引き出すもある。また日時や天気などを表示するウィジェット機能を搭載したHOME画面もMDV-Z700と同じだ。
スマートフォンとの連携で渋滞情報や周辺のガソリンスタンドの価格情報、テレビで紹介されたスポット情報、天気予報などが取得できる通信機能にも対応。手持ちのスマホにケンウッド・オリジナルのアプリ「KENWOOD Drive Info.」をインストールしておけば、通信機能を使っている感覚無しに自然にこれらの情報を取得できる。しかも渋滞情報はカロッツェリアのカーナビでおなじみのスマートループ渋滞情報を使用しているから、渋滞表示に対応している道路はVICSの約10倍。全国の生活道路以外の道路をほぼカバーしており、細かい道の渋滞までわかる。この「KENWOOD Drive Info.」は、2014年1月31日までは無料で利用可能。iPhone、Androidの両方に対応している。
もちろんNaviConにも対応。NaviConはデンソーが提供しているスマートフォン用の地図アプリ。このNaviConと連携するアプリがどんどん増えていて、それらで検索した地点をNaviCon経由で彩速ナビに転送し、簡単に目的地に設定できるのが強みだ。だから、ナビに内蔵のデータで探せない地点でも、NaviCon対応アプリで探して目的地に設定できる可能性大。NaviConもiPhoneとAndroidの両対応だ。
HDMIやMHL接続に対応しているので、Androidスマホの動画の再生が可能だし、別売ケーブルを用意すればiPhone5のビデオをナビ画面で楽しむことも可能。内蔵地デジは12セグ+ワンセグの受信が可能な4チューナー×4アンテナ・タイプで、昨年型の彩速ナビに比べてより高画質かつ広範囲の安定受信が出来るし、中継局/系列局サーチのスピードも上がっている。iPhone(4/4Sまで)対応のナビは多いが、AndroidやiPhone5との親和性を高めたのも新しい彩速ナビの特徴のひとつ。スマホユーザーでナビ機能と操作性を重視するなら、真っ先に候補に挙がるナビだ。
MDV-L500とMDV-L300は従来のMDV-535DTとMDV-333をベースにモデルチェンジしたもの。フリック&ドラッグなどのスマホ風操作には対応していないが、ジェットレスポンスエンジンIIにより、レスポンスに優れたタッチ操作が可能だ。MDV-L500は7型ワイドVGAモニターを採用し、12セグ+ワンセグ受信が可能な4チューナー×4アンテナの地デジチューナーを内蔵。MDV-L300は画面サイズが6.1型ワイドのVGAモニターを搭載し、ワンセグチューナーを内蔵する。
MDV-L500。7型WVGAモニター、12セグ+ワンセグ地デジチューナー搭載 |
MDV-L300は6.1型WVGAモニター+ワンセグチューナー |
・ケンウッド 045-450-8950 フリーダイヤル0120-2727-87
・ケンウッド新「彩速ナビ」MDV-Z700レビュー
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