パナソニックから車種専用カーナビ「Lシリーズ」とスタンダードナビ「Sシリーズ」が新登場

パナソニックが車種専用ナビ、ストラーダ「Lシリーズ」と、2DIN AVナビのベーシック機「Sシリーズ」を発表した。
「Lシリーズ」は、ナビ本体が8型ワイド大画面のCN-LS810Dと、7型ワイドモニター採用のCN-LS710Dの2タイプ。これらと、別売のLシリーズ専用ビューティフルキットという取付キットを同時に購入することで、個別の車種に対応する。

CN-LS810D+CAFND81AVDでアルファードに装着
プリウス用はCN-LS810D+CA-FND81PRD
プリウスαにはCN-LS810D+CA-FND81PADの組み合わせ
ビューティフルキットは、8型のCN-LS810D用がトヨタ・アルファード/ヴェルファイア用のCA-FND81AVD、プリウス用のCA-FND81PRD、プリウスα用のCA-FND81PAD、7型のCN-LS710Dがホンダ・フリード用のCA-FND71FRD、ダイハツ・ムーヴカスタム用のCA-FND71MCD、トヨタ・アクア用のCA-FND71AQDの各3種類。本体は画面のみで、操作ボタンは車種別のビューティフルキット側にあるため、ナビ本体だけでは動作せず、本体+ビューティフルキットのセット購入が必要だ。
フリードには7型のCN-LS710D+CA-FND71FRDで装着可能
CN-LS710D+CA-FND71MCDがムーヴカスタム用
アクア用はCN-LS710D+CA-FND71AQD
ビューティフルキットは、個々の車種のインパネに合わせてジャストフィットするよう画面周囲のパネルと操作ボタンを一体で設計。純正のようにスマートに装着ができるし、操作性もいい。なお純正ナビを装着したクルマには取付できないので、対応グレードや型式等の詳細はパナソニックのHPで確認のこと。

おすすめ寄り道コンシェルジュ
機能が加わった「ここいこ♪」
既発売のLシリーズ(ステップワゴン/フィット/セレナ専用)は、HDDナビだったが、新しいLシリーズは7/8型ともに16GBのSDカードを使用したメモリーナビ。とはいえ、案内画面は拡大図も含めてHDDナビと同等だし、渋滞データバンクも収録しているので、渋滞対応力も十分。ルート探索は5ルート同時探索ができ、エコルート探索もできるなど、HDDタイプと変わらない。検索データも同等。電話番号検索は個人宅も含む全国約2,800万件だし、住所検索は全国約3,790万件。スマートフォンをお持ちなら「おでかけナビサポート ここいこ♪」というドライブ専用アプリの利用も可能。スマートフォン上で検索した場所をBluetooth経由で簡単にカーナビに転送してルート探索ができるなど、使い勝手がいい。

この「おでかけナビサポート ここいこ♪」もバージョンアップし、新機能を追加。従来の観光スポット検索/グルメスポット検索/街の最新スポット検索のほか、スマホ上で探した任意の地点を目的地に設定できるようになったし、季節や時間帯等に応じて現在地付近のおすすめスポットを紹介する寄り道コンシェルジュという機能も加わった。また自宅などで目的地を検索したとき、クルマに乗ってすばやくルート探索ができるように、送信予約機能も加わっている。スマートフォンは、iPhone/Androidの両方に対応。多少、使い勝手で違いはあるが、ほぼ同じ機能が使える。

操作系も進化した。従来Lシリーズもメニュー画面を指ではらう操作で画面を切り替えたり、地図をタッチしたままスライドさせてスクロールさせたりのフリック&ドラッグ操作ができたが、新Lシリーズは2本の指で地図をつまんで狭めたり広げたりするピンチイン/ピンチアウトの操作や、2点タッチ、ダブルタップの操作で画面の縮尺が切り替わるようになり、操作感がよりスマートフォンに近づいた。タッチパネルは静電式。表面にフィルムを貼った従来のものとは個となり、表面に静電ガラスパネルを採用しているため、より透明度が高いクリアな地図&映像が楽しめるようになり、外光反射も抑えられている。

内蔵地デジチューナーは12セグ+ワンセグ受信可能な4チューナー+4アンテナタイプで、地図+映像の2画面表示も可能。SDメモリーカードに録画した番組も見られる。ディスプレイはもちろん、高解像度のVGAだ。

この新Lシリーズ、価格はすべてオープンだが、実売は8型モデルのCN-LS810Dが17万円前後、7型モデルのCN-LS710Dが15万円前後になりそうだ。なお発売は8型モデルが10月22日、7型モデルは遅れて12月中旬の予定だ。

Sシリーズは、横幅200ミリのワイドコンソール用のCN-S310WDと、横幅180ミリの2DIN機、CN-S310Dの2モデル。モニターは両モデル、VGAの7型ワイドだ。16GB SDカード使用のメモリーナビで、格納データは、全国約2,800万件の電話番号検索に全国約3,790万件の住所検索などの検索系を始め、渋滞データバンク、案内画面など、SDカード使用の新Lシリーズとほぼ同じだ。また従来SシリーズやLシリーズ同様、スマートフォンアプリの「おでかけナビサポート ここいこ♪」との連携もできる。
CN-S310WDは横幅200ミリのワイドコンソール用
幅180ミリの2DINコンソールにはCN-S310D
タッチパネルは感圧式だが、新Lシリーズ同様のフリップ&ドラッグやピンチイン/ピンチアウト、2点タッチ/ダブルタップの操作に対応。地デジチューナーも12セグ+ワンセグのフルセグ受信が可能な4アンテナ×4チューナー・タイプで2画面表示やSDカードに保存した地デジの録画番組の再生もできるなど、機能的にもSDカード使用のLシリーズと同等だ。こちらもオープン価格だが、実売価格は10万円前後になりそう。発売は10月22日の予定だ。

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