イートンの中核スピーカーがリニューアル

ドイツのイートンから、新しいセパレート2ウェイシステム、RSEシリーズが登場。2011年12月12日に発売される。

このRSEシリーズは、従来のRSシリーズの後継モデル。16センチウーファーと25ミリトゥイーターを組み合わせたセパレート2ウェイシステムで、RSシリーズ同様、クロスオーバー・ネットワークを付属したRSE-160(105,000円)と、マルチアンプ・システムを前提にクロスオーバー・ネットワークを省いたRSE-160 type-M(94,500円)を用意する。

ネットワーク付属のRSE-160は105,000円
RSE-160 type-M(94,500円)はマルチアンプ・システム用のネットワークレスモデル
セラミック処理のアルミドーム
トゥイーターは、ソフトドーム型だったRSシリーズとは異なり、25ミリのアルミドーム。この振動板にセラミック処理を施しているあたりは最上級スピーカー=MGSシリーズのコンセプトに通じる。このセラミック処理を施したことによって、再生帯域の拡大と自然で高品位な音質を獲得しているという。16センチウーファーは、新開発のPSPコーン。高分子の硬質発泡材を、紙繊維でサンドイッチした構造で、軽量かつ高剛性の振動板だ。この振動板により、解像度を大幅に向上させた。

ウーファーは新開発のPSPコーンを採用
磁気回路には、強力フェライトマグネットを採用。フレームはアルミダイキャスト製で、防振構造とあわせて不要な振動を押さえ込む。また背圧を効果的に処理するために、大型のセンターホールを装備する。高能率を獲得するため、ウーファーのインピーダンスは3Ωの設計。小型パワーアンプでも、ダンピングの効いた引き締まった低音を再生する。埋込寸法を60ミリに抑え、取付性を高めているのもうれしい点だ。

RSE-160に付属のクロスオーバー・ネットワークは、クロスオーバー周波数2.3kHzで、ハイパスのスロープが-12dB/oct、ローパスが-6dB/octの非対称設計。トゥイーターのアッテネーターは、−2/0/+2の3段階から選べる。パーツ間で悪影響を及ぼさないよう、肉厚の基板上に音響専用コイルやコンデンサーを配置した、音質重視設計だ。このクロスオーバー・ネットワークは、単品でも販売(21,000円/ペア)。また、バイアンプ接続ができるように、バージョンアップ加工(21,000円)にも対応する。

【主な仕様】
●最大入力:100W●定格入力:70W●周波数特性:38Hz〜24kHz●能率:89dB●インピーダンス:4Ω(トゥイーター)/3Ω(ウーファー)●最低共振周波数:52Hz●フレーム外径寸法:49ミリ(トゥイーター)/165.5ミリ(ウーファー)●取付穴寸法:44ミリ(トゥイーター)/147ミリ(ウーファー)●埋込寸法:15ミリ(トゥイーター)/60ミリ(ウーファー)

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