【東京モーターショー2011】クラリオンのスマホ連携システム

スマホの画面
クラリオンのスマートフォン連携システムは、スマートフォンのディスプレイと同じ画面が車載ディスプレイに表示され、車載ディスプレイのタッチパネルでスマホにインストールしたアプリを操作できる。ケーブルで接続していたスマホは、シンビアンOS搭載のノキア製。音楽プレーヤー、ナビゲーション、メーラー、カレンダーなど、様々なアプリをインストールしていて、ナビアプリの地図も、車載ディスプレイに表示し、車載ディスプレイからコントロールできる。

スマホと同じ表示が車載ディスプレイに映りタッチパネルで操作できる
 つまり、車載ディスプレイ側にはカーナビや音楽プレーヤー等の機能は不要。欲しい機能のアプリをスマホにインストールすれば、車内で使えるというわけ。新しいカーナビに替えるのも、アプリを再インストールすればいいわけで、機器ごと買い替えなくていいから懐に優しいし、アプリの開発もしやすい。

ナビ機能に関していえば、測位精度の問題や、地図の情報量など、課題もいくつかあるだろうが、解決できると思う。シンビアンOSなのは、おそらくカー・コネクティビティ・コンソーシアムという団体のMirrorLinkというシステムを採用しているためだと思われるが、シンビアンだけではなくiOSやandoroidにも対応すれば、普及が進み、今後のカーナビ&カーAVの一般的なスタイルになる可能性もありそうだ。