パナソニックがHDDナビの新シリーズ「Hシリーズ」を発表。8月12日から発売する予定だ。
新しいHシリーズはCN-H500DとCN-H500WDの2機種。CN-H500Dは通常の2DINサイズだが、CN-H500WDはフロントフェイスが横幅200ミリのワイドサイズだ。このサイズは、トヨタやダイハツのワイドコンソール採用車に、ぴったりとフィットするサイズである。
CN-H500WDは横幅200ミリのワイドパネル |
Hシリーズの特徴は、操作系に新技術を導入したことだ。CN-H500WDを見て最初に感じたのは、地図がすっきりと見やすいこと。それもそのはずで、従来のストラーダ・ミドルクラスなどの地図に表示されている地図スケールの切り替えやビュー切り換え、現在地メニューなどが消えているのだ。
ところが、画面に手を近づけると、自動的にダイレクトランチャーメニューとともに、ビュー切り替えやスケール切り換え、現在地メニューといったボタンが表示される。本体に内蔵したセンサーによって、操作するときだけメニューが出現するようにしたのだ。このおかげで、普段は地図の周囲にボタンがない、すっきりとした表示を実現している。
画面に手を近づけると下のダイレクトランチャーメニュー等が表示される |
これがツートップメニュー |
右フリックで画面がスライドし2枚目のオーディオメニューに |
その操作だが、こんな感じ。たとえば音楽ソースを切り換えるときはメニューボタンを押して、ツートップメニューを表示させるが、そこに切り換えたい音楽ソースが無かったときは、画面を右にフリック。すると画面がスライドして、2枚目のオーディオメニューに切り替わるという具合。ツートップメニューから左にフリックすれば検索メニュー、上にフリックすればリンクメニュー、下フリックで情報メニューに切り換えられる。また地図スクロールもドラッグで可能。タッチするだけの従来のナビよりも、感覚に合った操作ができて使いやすい。
内蔵HDDは容量60GBでディスプレイは7型のワイドVGA。地デジチューナーは12セグ/ワンセグ対応の4チューナー×4アンテナタイプで、弱電界エリアでの受信性能はかなりいい。Bluetoothを内蔵しているので、対応携帯電話があればハンズフリー通話ができるほか、対応オーディオプレーヤーの音楽をワイヤレス再生することも可能だ。またパナソニックのカーナビユーザーのためのWebサイト「おでかけ旅ガイド」やGoogleマップなどで見つけたスポットの位置情報などBluetooth経由でカーナビに転送して、簡単に目的地に設定することもできる。ほかにも、Bluetooth携帯電話を経由して、自宅に設置したWebカメラの画像をカーナビに表示することも可能だ。
Webサイトのおでかけ旅ガイドとリンク |
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