iPhoneと連携するイクリプスの新AVN

富士通テンが、イクリプス2011年夏モデルとして、メモリーAVナビ3モデルを発表。7月上旬から発売する予定だ。

iPhoneアプリと連携するAVN-F01i
TwitDriveはTwitterと連携して情報をナビ上に表示
なかでも面白そうなのが、AVN-F01i(オープン価格)。末尾の「i」からも想像できるが、iPhoneとつながる機能が売りだ。つながるといっても、単に音楽が聴けるとか動画が見られるという訳ではなく「TwitDrive」「どこCar」「Carニュースリーダー」という3つのiPhoneアプリを開発。TwitDriveは、Twitterアカウントを利用して地図上に写真やメッセージを簡単に投稿でき、別売のケーブルでAVN-F01iとiPhoneを接続すれば、現在地付近の投稿された情報をカーナビ上で確認したり、カーナビからつぶやきを投稿したりもできるし、どこCarは駐車位置を記憶し、AR技術を利用して矢印や距離で駐車位置を表示するから、遊園地や大型ショッピングモールなどの広い駐車場で便利。またCarニュースリーダーは、Yahoo! JAPANが提供している最新ニュースの見出しを、音声で読み上げてくれる。これまでにないカーナビとiPhoneの連携で、より楽しく便利にドライブできる。

ナビデータは8GBのSDカードに収録し、ディスプレイはQVGAの7型ワイド。Bluetooth内蔵だからハンズフリー通話ができるし、対応携帯電話(AVRCP1.4対応の携帯電話のみ)内の音楽データのワイヤレス再生も可能だ。なお、iPhoneアプリに対応している端末、およびOSは、iPhone3GS/iPhone4、iOS4.3以降。3つのiPhoneアプリは、6月1日から公開し、無料提供中。AVN-F01iが無くても利用できるので、興味のある人は試してみるといい。

残り2台は、HDDナビに代わるハイスペックメモリーナビ。地図データは16GBのSDカードに収録し、マップオンデマンドにより3年間は随時、最新版の地図データに更新可能。渋滞考慮探索データベースも搭載するなど、HDDナビ並みの高機能を持ったモデルだ。AVN-Z01とAVN-V01(ともにオープン価格)の2種類あり、AVN-Z01がBluetooth内蔵モデル、AVN-V01がBluetooth非対応だ。
AVN-Z01はBluetoothを内蔵
AVN-V01はBluetooth非対応
ディスプレイはLEDバックライトを採用した高精細な7型ワイドVGA。その上でAVN-Z01&AVN-V01には、画面に当たる光量に応じて、階調やコントラストを自動補正する「E-iSac(イーアイザック)ディスプレイ」という世界初の新技術を採用し、外光反射で画面が白っぽくなり見えにくくなる問題を解消。明るい日中の画面の視認性を大幅に向上したのも大きな特徴だ。

エボリューション機能は、さまざまな録音機能で録音された、音量レベルの異なる圧縮音源を、自動的に同じ音量レベルに補正する富士通テンオリジナルの音量補正アルゴリズム。曲によって音量レベルが変わると、曲が変わるごとにボリュームを調整しなければならないが、そのわずらわしさが解消される。

ほかにも、地デジの中継局情報をナビに収録することで、中継局サーチの時間を短縮するネットワークフォロー機能やエコアドバイス、エコルートなどの新機能を搭載する。あわせて、フロントアイカメラのFEC111(オープン価格)とAVN-Z01&AVN-V01対応のiPod接続コード(3,675円)も7月上旬に発売の予定だ。

【関連リンク】
イクリプス
上戸彩のイクリプス未来ナビ研究所


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