今でこそバカっ高いケーブルはたくさんありますが、かつてハイエンドのカーオーディオ・ケーブルはほぼモンスター・ケーブル一択だった時代がありました。僕もライン・ケーブルを使っていたことがあります。
そんなモンスター・ケーブルから、Mシリーズのライン・ケーブル、M700iが出ました。フラッグシップのM900iに続くモデルです。しかし、今となってはリーズナブルに感じてしまいますね。
このモデルは、上位モデルと同様の3Wayバンドウィズバランス構造やタイムコレクト構造を採用。錫メッキ処理を施した高純度無酸素堂でトリプル・ソリッドコアを形成した導体素材で、高解像度かつスピード感があり、コントラスト豊かでエネルギッシュなサウンドを聴かせてくれます。
RCAプラグの接合部分は、コールド側に12カットのスリットを螺旋状に施すことでコンタクトを強固にする12cutターバインプラグを採用。ホットピンはセンター部にスプリット(中割れ)を入れ強力に圧着させるスプリット・チップ・センターピンで、大きな設置面積と確かな伝送を確保しています。
導体の外径サイズは7.8mmφで、耐熱性・耐摩耗性に優れたデュラフレックスジャケットを採用。柔軟性にも優れているので、扱いやすいケーブルです。価格は0.5mが16,500円、1mが17,600円、2mが19,800円、3mが22,000円、5mが25,300円(すべて税込)。最近の高額ケーブルから見ると、ほんとリーズナブルです。これでギフトボックスに入り、白手袋やロゴ入り巾着袋も付属しています。
個人的には、機器のグレードアップをすべてやり尽くしてもう何も手をつけるところがないと思った最終手段としてケーブル類のグレードアップを行うと考えているので、普段使いのケーブルには、これくらいのものがちょうど良いかもしれません。