オーディソンの新アンプ、SRシリーズは、従来のSRxシリーズに代わるベーシックアンプ。2チャンネルがSR2(29,400円)、4チャンネルがSR4(45,150円)の各1機種ずつ。モノラルアンプがSR1D(39,900円)とSR1DK(66,150円)の2機種というラインアップだ。従来のSRxシリーズは3チャンネル機や5チャンネル機もあったが、SRシリーズでは整理された。逆にいうと、3&5チャンネルアンプが欲しい人は、今のうちにSRx3.1(77,700円)やSRx5.1(81,900円)を入手するといいだろう。
SR4
SR2
クラスBのシンプル&ハイパワーと、クラスABのクオリティを融合したDYNAB回路やハイスピード・トランジスタのTO247を採用するなど、音質に関わる部分は従来のSRxシリーズと大きくは変わらないようだが、出力を抑えて価格をダウン。ハイレベルインプット対応だから、純正システムやミドルクラス以下のAVナビなど、音声出力を持たないヘッドユニットにも手軽にアンプ増設ができるので、現状よりも少しでもいい音で音楽を楽しみたいという人にちょうどいい。また2台のモノラルアンプは1Ω駆動にも対応し、エキスパートユーザーの要求にも応えている。
デザインも大きく変わった。アルミ・モノブロックのブラックボディは、従来のSRxシリーズに比べて高級かつダイナミックな印象。クラシカルな雰囲気も持ち合わせていて、価格以上の質感だ。電源、ライン、スピーカーの全ての配線が同じ面にあるので配線がしやすく、ゲイン調整や内蔵クロスオーバーのコントロールパネルがアンプ上部にあるためインストール後の調整も容易。このあたりの配慮もうれしい。
【主な仕様】
■SR4
●定格出力:65W×4(4Ωステレオ/14.4V)/175W×2(4Ωブリッジ時)●SN比:83dB(CEA rating)●周波数特性:15Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.08%●ダンピングファクター:110●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅408×奥行213×高さ53.5ミリ
■SR2
●定格出力:60W×2(4Ωステレオ/14.4V)/180W×1(4Ωブリッジ時)●SN比:83dB(CEA rating)●周波数特性:15Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.07%●ダンピングファクター:200●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅288×奥行213×高さ53.5ミリ
■SR1D
●定格出力:280W×1(4Ω時/14.4V)/460W×1(2Ω時)/640W×1(1Ω時)●SN比:74dB(CEA rating)●周波数特性:18Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.3%●ダンピングファクター:150●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅288×奥行213×高さ53.5ミリ
■SR1D
●定格出力:600W×1(4Ω時/14.4V)/940W×1(2Ω時)/1200W×1(1Ω時)●SN比:56dB(CEA rating)●周波数特性:18Hz〜50kHz●全高調波歪率:0.3%●ダンピングファクター:150●入力感度:0.3〜5V(RCA入力)/1〜15V(スピーカー入力)●サイズ:幅408×奥行213×高さ53.5ミリ
【関連リンク】
・アルファ
オーディソンの新ベーシックアンプ「SR」シリーズ
4/05/2010
Ishida Isao