JLオーディオの新エントリー・スピーカー、C2シリーズ

日本での存在は地味だが、真面目な製品作りで定評のあるアメリカン・ブランドがJLオーディオだ。なにしろ、最近のアメリカン・ブランドといったら、中国を始めとしたアジアで製造しているOEM製品が多く、自社で設計・開発している、本当の意味でのメーカーは、キッカーなど数えるほどしかない。そんな貴重なメーカーのひとつがJLオーディオである。

   C2-650

   C2-525

新発売のC2コンポーネントスピーカーは、エントリーユーザーにもお勧めのセパレート2ウェイシステム。16.5センチウーファー採用のC2-650、16センチのC2-600、13センチのC2-525の3モデルあって、価格はすべて43,050円だ。ウーファーの振動板はマイカを混入したポリプロピレン・コーン。トゥイーターは19ミリのシルクドーム型だ。

最近はトゥイーターを大型化して、トゥイーターにより低い周波数帯域まで受け持たせる傾向の2ウェイシステムが多いが、C2コンポーネントは、19ミリ口径のコンパクトなトゥイーターを採用。自然で聴き心地のいい、レスポンスに優れた高域再生を求めた結果だ。

JLオーディオのスピーカーの持ち味は、クセが無くどんなジャンルの音楽でもそつなくこなす懐の広さと、イメージングの良さ。このC2シリーズも、そんな持ち味を身につけていると思う。

【主な仕様】
■C2-650
●最大入力:100W●定格入力:60W●公称インピーダンス:4Ω●周波数特性:59Hz~22kHz●能率:91.0dB●取付穴直径:141.3ミリ(ウー ファー部)●取付深さ:61.9ミリ(ウーファー部)

■C2-600
●最大入力:100W●定格入力:60W●公称インピーダンス:4Ω●周波数特性:59Hz~22kHz●能率:90.5dB●取付穴直径:127ミリ(ウー ファー部)●取付深さ:60.3ミリ(ウーファー部)

■C2-525
●最大入力:100W●定格入力:60W●公称インピーダンス:4Ω●周波数特性:63Hz~22kHz●能率:89.0dB●取付穴直径:115.9ミリ(ウー ファー部)●取付深さ:63.5ミリ(ウーファー部)

【関連リンク】
・イース・コーポレーション