Macが不調の間に、新製品がいろいろと出ていますね。イートンのパワーアンプ、POWERシリーズも新しいモデルです。
このPOWERシリーズは、2チャンネルのPOWER-450.2(71,500円/税込)と4チャンネルのPOWER-220.4(82,500円/税込)、そして6チャンネルのPOWER-150.6(93,500円/税込)の3モデルをラインナップ。6チャンネル機のみ幅が270mmとちょっと長いですが、他は幅249mm×奥行146×高さ50mmとコンパクト。ちょうどA4サイズの紙を半分に畳んでA5サイズにしたのよりも少しだけ幅が長いくらいのサイズです。コンパクトですね。
POWER-220.4
このコンパクト・サイズながら定格出力は2ch機が270W×2、4ch機が145W×4、6ch機が100W×6(すべて4Ω)。2Ωでの使用も可能で、2Ω時の出力は2ch機が454W×2、4ch機が237W×4、6ch機が150W×6。どうやら型番の数値は、2Ω時の出力が参考になっているようです。ちなみにブリッジ接続時は2ch機が908W×1、4ch機が475W×2、6ch機が300W×3(すべて4Ω)となります。
POWER-150.6
電源部は強力MOS-FETのパラレル構成で、平滑部のコンデンサーは大容量。出力インピーダンスの変動を抑えて、安定した電力を供給できる回路としています。また入力のアナログ部にはオーディオ専用のオペアンプを採用。初段部、フィルター部ともに高音質な回路構成を採用しています。
さらにPWM変換駆動部のオペアンプにMUSE8820を採用したり、PWM変換回路に日本製の1チップICトランスコンダクタンスアンプを採用したり、低歪化と高S/Nを実現するデバイスを搭載しています。
全モデル、ヘッドユニットのスピーカー出力に接続できるハイレベル入力に対応。ヘッドユニットに連動してリモートをオンにできるオートパワーオン機能を持っており、DC検出と信号検出を選択できるのであらゆるヘッドユニットに対応しています。だから純正ヘッドユニットの交換が不可能なケースでもパワーアンプの追加が容易になりますね。
2chアンプなんかはブリッジ接続した場合でしか使わないでしょうが、全モデルにリモートレベルコントローラーを付属しているのも親切。内蔵クロスオーバーをローパスに設定した時には、これでサブウーファーの音量を調整できるので、追加でオプション品を用意しなくて済みます。
ETONのロゴが入ったブラックプレートを外すと内蔵クロスオーバー等の調整パネルが出てくるので、アンプを設置後の調整も楽。また2chのPOWER-450.2のみ、システム発展を考慮してプリアウト端子を装備しているので、複数アンプの使用が可能。コンパクトで場所をとらないから、2chアンプを複数並べてシステムアップするのも良いかもしれません。
イートンのアンプは以前使ったことがありました。コンパクトなAB級アンプで、他メーカーのOEM品だったんですが、オリジナルと比べて格段に音が良かったんですね。開発者に音を良くする術を知っている人がいるんだと思います。だから新しいPOWERシリーズにも期待大。新世代のスタンダードD級アンプになるかもしれません。
ではしつこいようですが、みなさんのカンパ、お待ちしています。
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