パナソニック・ストラーダFシリーズが有機ELを搭載して派手にモデルチェンジした裏で、7型モニターを搭載したスタンダード・モデルもモデルチェンジしています。RA07シリーズとRE07シリーズの2タイプで、それぞれ横幅200mmのワイドモデルと180mmのモデルがあるので、計4モデルですが、RAはカー用品店向け、REは特定販路向けということなので、サイズ以外は実質同じものと考えて良さそうです。
今回のモデルチェンジでは、Fシリーズ同様の進化が図られています。まず、もっとも大きいのは全国の市街地を100%カバーした全国市街地図を搭載したこと。田舎の街を走っても家形まで表示されているので、現在地の把握が容易になります。安全・安心運転サポート機能も強化されていて、オプションカメラと連携して前後2カメラドラレコと連携すれば、カーナビの画面で後方の確認が可能。またシフトレバーをリバースに入れると音声で「バックします」と教えてくれるし、リアカメラと連携してカーナビの画面に後退時の進行方向を矢印で教えてくれるバック方向表示機能もあります。さらに一時停止や制限速度などの道路標識情報も画面と音声で教えてくれるし、サービスエリアやパーキングエリアから出るときに逆走を検知すると、すぐに音声と画面表示で警告。最近、高速道路での逆走が増えていますが、ストラーダならその心配はありません。
BDの再生には対応していないしハイレゾ音源にも対応していませんが、クルマでそんなものは見ないし聞かない、普通の使いやすいカーナビがいいという人にはぴったりのカーナビかもしれません。VICSワイド対応だしETC2.0にも対応。3Dジャイロセンサーを内蔵し測位精度も確かだし地デジはフルセグに対応。基本性能はしっかりしています。価格はワイドモデルが9万円前後、180mmモデルが8万円前後の予定です。