ドライブカメラ付きのPND「ゴリラEYE」12月に発売

パナソニックがドライブカメラ機能を搭載したPND=ポータブルナビ「ゴリラ・アイ」CN-GP737VD(オープン価格)を発表。発売は12月上旬を予定している。



このCN-GP737VDは大画面&高精細の7型ワイドVGAモニターを装備したメモリーナビで、ナビデータ用に容量16GBのSSDを搭載。ドライブカメラは本体のディスプレイ裏にセットされ、エンジン始動と連動して録画開始。常時、クルマの前方の様子やフロントウィンドウから見える風景を録画できる。

画面裏にドライブカメラを装備
ドライブカメラで撮った動画は、H264AVI形式でマイクロSDに録画。付属の8GBマイクロSDHCカードなら、高画質(1280×720)モードで約2時間、標準(640×320)モードで約14時間の録画が可能だ。古い動画を消しながら新しい動画を上書きしていくのだが、残しておきたい動画は簡単な操作で上書きされない区域に保存することもできる。録画した動画は、ナビ画面で再生可能。その場合、撮影した場所の地図も同時に表示して確認できるのが楽しい。またパソコンでも再生可能だ。
撮った動画は地図とともに画面で見られる
カーナビ部分の基本性能も優秀。測位はGPSとジャイロのほか、準天頂衛星みちびきも利用して行うため、おもに高いビルが林立する都市部での測位精度が向上。データベースはHDDナビと同等で、詳細市街地図は1296エリア、検索データは個人宅の電話番号約2560万件を含む約3360万件の電話番号や約3650万件の住所を始め充実。観光ガイドブック「るるぶ」約100冊分の観光スポット情報も収録する。

ルート案内の画像も多彩だし、道路マップ無料更新にも対応。更新データはインターネットからダウンロードし、SDメモリーカード経由でナビのデータを更新する方式で、2017年1月31日まで無料更新が可能。年6回、更新用データを発行する予定なので、新しい道路が開通しても素早く地図に反映できる。

渋滞情報はFM-VICSで表示可能。Bluetoothを内蔵し、スマートフォンアプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」で検索した地点情報をワイヤレスでナビに転送してルート探索することも可能だ。ただし対応スマホはAndroidのみ。iPhoneとは連携しない。ワンセグチューナーを内蔵しているのでTV受信も可能。SDカードに保存したMP3/WMAの音楽やMP4の動画、JPEGの静止画の再生ができるなど、AV機能もある。

スマートフォンの普及とスマホ用ナビアプリのおかげで、それまで急成長していた販売がパタッと止まったPNDだが、大画面モデルやレーダー機能付きなどの複合機は好調。発売開始はまだまだ先だが、カーナビとドライブレコーダー機能が合体した複合機の「ゴリラ・アイ」も話題になるに違いない。なお、実勢価格は75,000円前後と想定される。

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