カロッツェリア・サイバーナビの2011年モデルといえば、カメラで捉えた実際の風景に案内などの情報を重ね合わせるARスカウターモードが話題だが、それを含むいくつかの機能を省いたベーシックモデルをラインナップに追加。9月上旬から発売する予定だ。
スマートループ渋滞情報の取得や通信検索などの通信サービスに欠かせないデータ通信専用通信モジュール・ND-DC1(26,250円)は別売。ただし、こちらのAVIC-ZH07ではBluetoothのDUN(ダイヤル・アップ・ネットワーキング)プロファイルに対応しているので、DUNプロファイル対応のBluetooth携帯電話でもスマートループなどの情報を取得できる。既発売の「09」型は、通信による情報取得が専用の通信モジュールでしかできなかったわけで、通信手段が増えたのはありがたい。
2014年4月までの無料地図データ更新や、新規開通道路など、地図に無い道を走れば、自動的にカーナビの地図上に道を描き込むロードクリエイターといった機能は、既発売の「09」型サイバーナビと同じ。地図データは、専用パソコンソフトを使いSDカード経由で更新できるので、通信モジュールが無くても大丈夫だ。もちろん別売通信モジュール経由でも地図更新できる。
サイバーナビというと、高機能でマニアックなイメージが強いが、ARスカウターモードなどの機能を省いたことで、より万人向けになったイメージ。売価は15〜16万円前後と予想されるが、それでも同価格帯の他社モデルと比べると、ロードクリエイターをはじめとした先進かつ実用的な機能が多く、十分に魅力的。あまりクルマに乗る時間が長くない人にとっては、お買い得なサイバーナビかも!? ただし、Bluetooth携帯電話による通信は別料金が発生するため、もしスマートループ渋滞情報や通信検索などの通信サービスも利用するつもりなら、3年分の通信料が込みの通信モジュールとどちらが得かは、クルマの使用状況とあわせてよく考えてみたほうがいいかとは思う。
・カロッツェリア
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