昨年4月にオーディソンのプリマ・シリーズに追加されたリーズナブルなセパレート2ウェイ・スピーカー、APK165P(28,000円/税別)ですが、このウーファーとツィーターがバラ売りで発売されます。別のツィーターを使いたいとかウーファーは他のアイテムにしたいと考えている人にはいいですよね。
ウーファーのAP6.5P(15,000円/税別)は口径が165mm。取り付け口径が141mmのねじ穴が4穴タイプで、一般的な市販バッフルでも固定できます。定格入力が110Wなので、パワーアップしたDSPアンプ、AP F8.9bitと組み合わせても十分に余裕があります。出力音圧レベルが92.55dBと高いので、楽々と鳴ってくれます。
ツィーターのAP1Pは一般的なものよりも大きめの29mm口径。再生周波数帯域が1.2kHz〜25kHzなので、けっこう低い周波数帯域から使えます。クロスオーバー周波数4kHz、スロープ-12dBoctのネットワークも付属しているので、ツィーターの破損も防げます。まあ、多くの人はDSPを使ってマルチアンプ接続するのでネットワークは不要でしょうけど。
取り付け用のマウント類が充実しているのも嬉しいところ。純正位置用のものからアングルマウント、フラッシュマウント、ウォッチバンドまで付いているし、グリルがメッシュグリルとスポークグリルの2タイプ付いていて、お好きなほうを選べます。メッシュブリルは、Aピラー取り付け時にユニット保護を重視する人向け。スポークグリルはアコースティックパフォーマンスを最大化したい人向けということですね。
ツィーターも出力音圧レベルは92dBですから、元気いっぱいに鳴ってくれます。ツィーターが小さくてか細い音しかしないから、もっと元気よく鳴らしたいとか、ツィーターをもう少し低い周波数から鳴らしてヴォーカルを高い位置に定位させたいと悩んでいる人にはぴったりかもしれません。