フランスBLAMから新スピーカー6モデル

フランスの新興カーオーディオ・ブランド、BLAM(ブラム)がスピーカー6モデルを新発売する。

ひとつはFR80(42,000円/ペア・税別)。通常はトゥイーター+ミッドベースの2ウェイスピーカーで再生する周波数帯域を8cmの小口径スピーカー1本でカバーする新コンセプトのスピーカーだ。再生周波数特性は200Hzから35kHzまで。さすがに、これ1本でローエンドまでは再生できないが、FR80とサブウーファーで低域から高域まですべての帯域をカバーすることは可能。トゥイーターとミッドベース間のクロスオーバーが不要だから位相ズレ等の問題からも解放され、スムースな音楽再生ができるのがいい。
FR80
8cmの小口径だからピラーを加工して埋め込むこともできそう。これに、ドアの16cmウーファー、もしくはシート下のサブウーファーを組み合わせればいい。また、もっともしっくりきそうなのは、シート下にサブウーファーがあるBMW。ドアのスピーカーをFR80に入れ替えて、純正のシート下ウーファーと組み合わせて鳴らすだけで、純正システムの音より格段にクオリティアップできそうだ。

そんなBMWで、さらに高音質を狙うなら、シート下のウーファーもグレードアップしたい。というわけで、BLAMではそんなスピーカーも用意。2つめの新製品、BM200XF(46,000円/ペア・税別)だ。こちらはBMWのシート下ウーファーと簡単にトレードインできる20cmサブウーファーで、再生周波数帯域は40Hzから500Hzをカバー。したがって、FR80と組み合わせることで40Hzから35kHzまでのフルレンジ再生ができるというわけ。組み合わせ価格は88,000円(税別)だから、BMWのオーナーにとってはリーズナブルかと思う。
BM200XF
またBLAMではBMWの純正ドアスピーカーとトレードイン可能な10cmコアキシャル2ウェイのBMW100C(25,000円/税別)やセパレート2ウェイのBMW100S(42,000円/税別)もあり、こちらとBM200XFを組み合わせるのもいい。BM200XFは、シート下にウーファーがあるBMWなら、全車種対応とのことだ。

残るは、BLAMのエントリー・スピーカー「リラックス」シリーズの4モデル。リラックス・シリーズの16.5cm2ウェイシステムはすでにあるが、今回13cmと10cm口径が追加された格好。それぞれのサイズにセパレート2ウェイとコアキシャル2ウェイがあり、計4機種というわけ。すでに発売済みの16.5cm口径3モデルと合わせてリラックス・シリーズのフロント用スピーカーは計7モデルのラインナップに拡充する。
130RS
それぞれの型番と価格は以下のとおり。

●13cmセパレート2ウェイ-130RS(19,000円/税別)
●10cmセパレート2ウェイ-100RS(19,000円/税別)
●13cmコアキシャル2ウェイ-130RC(17,000円/税別)
●10cmコアキシャル2ウェイ-100RC(17,000円/税別)
100RC
いずれも振動板にセルロース・パルプを採用したウーファーと20mmソフトドーム・トゥイーターの組み合わせで、リーズナブルなスピーカーのわりには大型のマグネットを搭載。インピーダンスが2オームなのも特徴で、感度も高い。手頃な予算でオーディオシステムのクオリティアップを図りたい人にぴったりのスピーカーだ。

【主な仕様】
■FR 80
●再生周波数帯域:200Hz〜35kHz●定格入力:25W●入力インピーダンス:3Ω●出力音圧レベル:92dB●取付口径:74mm●取付奥行:45mm
■BM 200XF
●再生周波数帯域:40Hz〜500Hz●定格入力:60W●平均出力音圧レベル:88dB(2.83V/1m)

■130 RS
●再生周波数帯域:80Hz〜20kHz●定格入力:60W●入力インピーダンス:2Ω●出力音圧レベル:91dB(2.83V/1m)●取付口径:119mm●取付奥行:61mm

■100 RS
●再生周波数帯域:100Hz〜20kHz●定格入力:40W●入力インピーダンス:2Ω●出力音圧レベル:90dB(2.83V/1m)●取付口径:94mm●取付奥行:50mm

■130 RC
●再生周波数帯域:80Hz〜20kHz●定格入力:60W●入力インピーダンス:2Ω●出力音圧レベル:91dB(2.83V/1m)●取付口径:119mm●取付奥行:61mm

■100 RC
●再生周波数帯域:100Hz〜20kHz●定格入力:40W●入力インピーダンス:2Ω●出力音圧レベル:90dB(2.83V/1m)●取付口径:94mm●取付奥行:50mm

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