クラリオンから音声検索可能なAVライトナビ

6月初旬から、6.2型ワイドモニターを搭載したAVライトナビ、NX404を売り出したばかりのクラリオンが、もう1台のAVライトナビ、NX514を発表。7月初旬から発売する予定だ。


6.2型ワイドVGAモニター搭載の2DIN機
6.2型ワイドモニターの上にDVD/CDスロットがあり、画面左サイドにロータリーボリュームや各種ボタンを配置したデザインは、両者共通だが、NX404とNX514では性格が異なる。NX404は、地デジチューナーが12セグ+ワンセグのフルセグ受信対応だし、USB/CD-Rで再生できる音楽フォーマットはMP3やWMA/AACのほかにFLACも含まれていて、ハイレゾも再生できるという具合にAV機能が強化されている。対してNX514は内蔵地デジチューナーはワンセグだし、USBで再生できる音楽フォーマットはMP3/WMAのみだが、スマートフォンアプリ「Smart Access」との連携で、インテリジェントボイスに対応。上位機種のNX714などと同様に、クラウドにあるGoogleやぐるなび、ホットペッパーグルメ、Yahoo!JAPANなどの膨大な情報を活用し、音声でグルメスポット等の目的地を探すことができる。また地図ソフトも、NX404がマップルナビ4なのに対して、NX514はマップルナビ5という具合にワンランク上のものを使っており、ナビ機能を強化している。

スマホアプリを利用可能
Smart Accessは、YouTubeやインターネットラジオ、オーディオブック、カラオケなどの多彩なスマートフォンアプリも利用可能。カーナビの画面にスマホアプリのアイコンが現れ、カーナビのタッチパネルで操作できる。操作は、スマホ風のフリックオペレーションだ。ただし、NX514の画面にスマホの映像を表示するには有線接続が必要で、スマホがAndroidのHDMI接続対応のタイプなら、別売のHDMIマイクロケーブルでダイレクトに接続可能。MHL接続の場合は市販のHDMI変換ケーブルを用意し、さらに別売のHDMIケーブルを使って接続する。iPhoneの場合だが、残念ながらiPhone5は動画等のアプリは非対応。4/4sは別売のビデオ対応接続ケーブルを使う。ただし音声検索はBluetooth経由で行うので、iPhone5でも利用可能だ。という意味では、Androidユーザーに、より親和性が高い機種といえよう。NX404は渋滞を表示できないが、NX514はFM-VICSによる渋滞表示も可能。ジャイロ&車速センサーにより自車位置の測位精度もNX404より高い。ナビ機能を重視するならNX514、TV受信などAV機能を重視するならNX404を選べばいい。メーカーが想定する市場価格はNX514が約7万円前後、NX404は約6万円前後とのことだ。

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