三菱AVナビの最新機はDSRCへの対応がウリ

三菱の2DIN AVナビ、HZ001シリーズがモデルチェンジ。ニューモデルは、ワンセグ+12セグのフルセグチューナーを付属したNR-HZ001VDTと、ワンセグチューナー内蔵のNR-HZ001Sの2機種(ともにオープン価格)だ。
   地デジチューナー付属のNR-HZ001VDT

ニューモデルは次世代ITSのDSRCサービスに対応したのが特徴。DSRCとは安全運転をサポートする次世代ITSサービスで、DSRC車載器と道路に設置されたDSRC路側アンテナが双方向通信することで実現する。そして最新のHZ001シリーズは、DSRC車載器と連動。音声&画像で安全ドライブをサポートするというわけわけだ。

そのサービス内容とは、前方状況情報、合流支援情報、前方障害物情報、渋滞状況・所要時間情報、電子標識など。前方状況情報とは数キロ先のリアルタイムの道路状況を写真と音声で案内するもので、これから通る道が空いているか渋滞しているかが、事前に把握できる。合流支援情報は、高速の入口やジャンクション等、見通しの悪い合流部で、合流してくるクルマがあれば、事前に画像と音声で案内してくれるもの。前方障害物情報は、トンネルやカーブの先の停止車両や渋滞を事前に教えてくれるものだ。都内にお住まいの方ならわかると思うが、たとえば首都高4号線の新宿出入口〜代々木PAあたりは、カーブを曲がった直後に突然、渋滞していたりしてヒヤッとすることも多い場所。実際、事故も多いのだが、こんな見通しの悪いカーブの先の状況をドライバーが事前に把握できると、事故も減ることだろう。

現在、DSRCの路側アンテナを設置している箇所は、首都高湾岸線、首都高4号線、首都高5号線、都心環状線、阪神高速、名神高速の一部だが、今後拡大していく予定とのこと。最新のITSサービスをいち早く味わいたい人なら注目したいモデルだ。なお、DSRCサービスを受けるには別売のDSRC車載器・EP-409DSB(39,900円)が必要だ。