クラリオンがAVナビ2016年モデルを4機種発表

クラリオンがAVナビ2016年モデルを4機種発表。6月上旬から発売の予定だ。

地図データを最新版にしたほか、トップメニューのアイコンのデザインを変更して視認性をアップしたり、インテリジェントボイスの応答性を向上させる等の改良は施しているが、基本的には昨年モデルのマイナーチェンジ。7.7型スーパーワイドモニターを採用した横幅200mmワイドボディモデルがMAX776WとMAX676Wの2機種、7型ワイドモニター採用の2DIN機がNX716とNX616の2機種で、すべてオープン価格となっている。


7.7型スーパーワイドモニター採用のMZX776W
このモデルのみコアキシャル・デジタル出力を装備
機能的にはMAX776WとNX716が同等で、ローパス/ハイパスフィルターやサブウーファー出力、音声出力を装備し、インテリジェントチューンAppを使った調整に対応しているのがMAX676WとNX616にはない機能。またオプションカメラ接続端子やETCおよびETC2.0やビーコンの接続端子もMAX776WとNX716にのみ装備する。Android端末とWi-Fi接続してMiracastに対応しているのもMAX776WとNX716のみだ。

また3年間の地図無料更新もMAX776WとNX716にのみ用意される特典で、MAX676WとNX616は有料となる。それ以外のナビ機能に関しては、独自のクラウド型音声認識サービス=インテリジェントボイスやクラウド利用の情報ネットワークサービス=スマートアクセス、ランドマークとなる一部の建物をリアルなポリゴン表示する3Dビューマップなど、すべて4機種同等だ。
こちらは2DIN機のNX716。インテリジェントボイスが使える
そして最上位のMAX776Wには、ほかの3機種にはない装備がある。それはコアキシャル・デジタル出力を装備したこと。これにより、先に発売済みのクラリオン・フルデジタルサウンド・システムとダイレクトにデジタル接続が可能になる。フルデジタルサウンドと接続すればMAX776Wで再生したCDやスマホ内の圧縮音源等も96Hz/24bitにアップコンバートして再生するため、よりクリアで滑らかな音楽再生が可能だ。
クラリオン・フルデジタルサウンド
クラリオン・フルデジタルサウンドは純正システムへの接続に対応しているため、カーナビを市販機に変える人はそれほど多くはないだろうが、もしフルデジタルサウンドを導入し、ついでにカーナビも市販機に変えるつもりなら、MAX776Wを選ぶといい。センターコンソールが横幅200mmワイドボディ機の取り付けに対応しているのが前提ではあるが。

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