今年、初登場から15年になるカロッツェリア楽ナビが新製品に切り替わり、10月中旬から11月中旬にかけて発売される予定だ。
新しい楽ナビだが、AVナビタイプはAVIC-MRZ099W、AVIC-MRZ099、AVIC-MRZ077、AVIC-MRZ066、AVIC-MRZ06、AVIC-MRZ04、AVIC-MRZ02の計7モデル（すべてオープン価格）。このうち、型番の数字が3桁のモデルが、ボタンや画面に触らずに操作できるエアージェスチャー対応機で、ナビデータ用に16GBのメモリーを搭載。型番の数字2桁のモデルは、エアージェスチャー非対応でナビデータ用のメモリーは容量8GBなど、価格をリーズナブルに抑えたモデルだ。
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| 楽ナビに幅200mmワイドボディモデルが登場 |
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| こちらは2DINモデルのAVIC-MRZ099 |
それぞれの機能の違いだが、AVIC-MRZ099WとAVIC-MRZ099はフルセグ地デジ＆Bluetooth内蔵で、ミュージックサーバー機能搭載＆マップチャージ3年分付き。AVIC-MRZ099Wはカロッツェリアとしては初めての横幅200mmワイドボディモデルで、AVIC-MRZ099は2DIN機だ。またAVIC-MRZ077はミュージックサーバー非対応でマップチャージ3年分付き。AVIC-MRZ066はミュージックサーバーもマップチャージも非対応だ。
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| 8GBメモリーの普及機は3機種用意。写真はAVIC-MRZ02 |
8GBタイプは内蔵TVチューナーがすべてワンセグで、AVIC-MRZ06はBluetoothを内蔵しDVDの再生に対応。AVIC-MRZ04とAVIC-MRZ02はDVD再生に非対応で、内蔵ディスクドライブで再生できるのはCDのみのタイプ。またAVIC-MRZ06と04はマップチャージに対応しているが、AVIC-MRZ02だけはマップチャージ非対応だ。
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| 楽ナビポータブルは画面サイズが2種類。こちらは7型ワイドのAVIC-MRP099 |
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| AVIC-MRP066は6.1型ワイドモニター採用 |
またオンダッシュタイプの楽ナビポータブルもある。ラインアップはAVIC-MRP099、AVIC-MRP088、AVIC-MRP077、AVIC-MRP066の4モデル。すべて地図用のメモリー容量は16GBでマップチャージ３年分付き。フルセグ受信可能な地デジチューナーを内蔵したのが099と088で、077と066がワンセグのみ。画面サイズは099と077が７型ワイド、088と066が6.1型ワイドという違いだ。ポータブルタイプはすべてエアージェスチャー対応となっている。
そのエアージェスチャーだが、新たに4種の操作を加えるなど進化した。その追加されたコマンドは、500mスケールと登録したスケールの切り替え、25mスケールと登録したスケールの切り替え、AVソースの音量アップ/ダウン、全画面と計表示のON/OFFの4つだ。また従来のエアージェスチャーは、あらかじめ設定したひとつの機能のみの操作に限られていたわけだが、2つの機能を設定しワンタッチで切り替えられるようになった。ま、触らずに操作するために、タッチして切り替えるというのも本末転倒という気がしないでもないが…。他にチェックウインドウ表示の情報量が増えたり、見やすくなったり、操作時の効果音を変えられるといったあたりが、エアージェスチャーの進化点だ。
そもそも、このエアージェスチャーだが、賛否両論あるのも確か。昨年型の楽ナビ（2DINタイプ）を購入した友人はエアコンを操作したり、灰皿を使う時などにいちいち反応するのが煩わしくて、エアージェスチャー機能をオフにしたと言っていたし、昨年、デモカーに乗ってみた時にも同様の煩わしさを感じた。ただしタッチパネルが遠くて手が届きづらいポータブルタイプなら、タッチせずに操作できるのは大きな利点だろう。という意味では、楽ナビポータブルにこそメリットのある機能といえる。
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| 楽ナビポータブルに新たに採用した置き型TVアンテナ |
その楽ナビポータブルだが、フルセグ対応地デジチューナー内蔵のMRP099と088には、置き型の地デジアンテナを新採用。ちょっと前のカーセキュリティ用アンテナのような大きさだが、手軽に取付けられて受信感度も安定している。常設ユーザー用にフィルムタイプのアンテナも同梱しているので、どちらかを選ぶことができるのもいい。
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| AVナビにはオプションのHUDユニット、ND-HUD10を追加できる |
一方のAVナビタイプの楽ナビ（MRZ）は全モデル、オプションのAR HUDユニット、ND-HUD10（63,000円）を追加できるようになった。このHUDはサンバイザーを利用して取付けるタイプだが、サイバーナビのHUDユニットとは異なり装着した状態でサンバイザーの使用も可能。また光源にレーザーではなくDLPを利用することで大幅なコストダウンを図っている。
発売開始はエアジェスチャー対応のAVナビが10月中旬から10月下旬にかけて、8GBが11月上旬、ポータブルタイプが11月上旬から中旬にかけての予定だ。
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カロッツェリア
