USBに差し込んで音質アップするアダプター

USB端子に差し込むだけで音質が向上するというパイオニアのUSBサウンドクオリティアップグレーダー「DRESSING」シリーズに、APS-DR012(55,000円/税別)が追加されました。


このDRESSINGは、3年ほど前に雑誌の付録として付いていたものがシリーズ化。現在は6,000円(税別)のAPS-DR001から10万円(税別)のAPS-DR003まで5種類のラインナップで、6機種目として追加されたのがAPS-DR012というわけです。もしかしたら2万円のAPS-DR002が在庫僅少となっているので、そのモデルチェンジなのかもしれません。発売は12月です。

この効果については、賛否両論あります。効果が大きいという人もいれば、まったく違いがわからないという人もいます。僕も雑誌の付録のものをMacBookで抜き差ししてみて、違いを確認してみたことがあります。結果は、音が少し締まって音像の輪郭がはっきりするかな? という程度。たぶん、システムによって違いがはっきりでるものもあるんでしょうけど、僕のシステムではその程度でした。

このDRESSINGは機器の電源ノイズや信号ノイズを減らすんだそうです。それによって音のディテールの再現力を向上。カーナビなど、カーオーディオもノイズに悩まされる機器なので、効果はあるかもしれませんね。クルマでは試していませんが。

USB Type-Aのインとアウトがあるので、クルマで使う場合はUSBメモリーを差し込む直前に、このDRESSINGを割り込ませるといいでしょう。サイズは幅20×奥行60×高さ12mmなので、割り込んでもそれほど邪魔になるものではありません。ただし、55,000円(税別)とけっこうな値段なので、まずは安いもので試して、効果を確認できたら購入するという手はありでしょう。出力端子を装備していてもっとも安いのはAPS-DR005(15,000円/税別)です。