最近、固定式のレーダーが撤去される代わりに移動式オービスで交通取り締まりを行うケースが増えているようですね。僕が高校を卒業するまで住んでいた秋田でも、つい最近、移動式オービスで捕まった友人がいました。レーダー探知機を積んでいたのにも関わらず、鳴らなくて油断していたそうです。
まあ、常に法定速度を遵守していれば問題ないんでしょうが、地方の空いている道路だとついつい速度が上がってしまいます。そんな人には間違いなく必要なのが、最新のレーダー探知機ですよね。それもレーザー式の新型光オービスに対応したやつ。その最新モデルがユピテルのLS700です。
この探知機、なにがいいかというと、新型のレーザー光を用いたオービスに対応していること。最近は簡単に持ち運びできる移動オービスにもレーザー式が増えているので、なかなか厄介です。この手のオービスに反応する探知機はユピテルやコムテック、それにセルスターあたりから出ているんですが、ユピテルの最新モデルはレーザー光の受信性能が格段に向上。いち早くオービスの存在を把握できるようになっています。
その要が、レーザー受光部に採用した特許出願中のエスフェリックレンズです。この独自設計したレンズは、超広範囲の探知を可能にした上に、レンズで集光するので遠方から発せられた微弱な電波もキャッチ。だから従来のレーザー式オービス対応探知機よりも早く探知できるんです。その性能は最大で約3倍というから、早めに危険を察知できて安全に速度を落とせます。
またレーダー波の誤警報低減機能も搭載。レーダー探知機はレーザー波以外にレーダー波にも反応しなければならないわけで、同じ周波数や偏重方式を使っている自動ドアのセンサーなのにも反応してしまうんですね。これは、探知機がマイクロ波を高感度に捉えることを目的としている以上、理論的に避けられません。だから誤警報低減機能は必須。手動操作しなくても、自動的にキャンセル登録してくれるので、最初に通過したときには誤って警報しても、2度目の通過時には警報なしで通過できます。
本体は3.6インチ液晶を搭載した表示部と、アンテナ&レンズ等を搭載した受信部の2ピース構成。ディスプレイには地図が表示され、取り締まり路線が公開されていれば、その路線を点滅させて知らせてくれるので安心です。速度取り締まり指針の情報等も、日付・時間・場所に合わせてリアルタイムに警報。このデータ更新は無料でできるので、時間があったら常に更新しておくと安心ですね。
受信に対応する衛星数はGPSの31基を始め、ガリレオ、グロナス、みちびき、SBASと全84基。またGPSデータは16万件以上、取り締まりデータは5万7000件以上、実写警報は4500件以上と、業界屈指のデータ数を誇っています。さらに別売のOBD IIの接続にも対応しているし、無線LAN機能付きSDカードも使えるので、これを用意すればスマホのテザリング経由で収録データを常に最新に保てます。
ほかにも衝突警報システムや、わき見・居眠り運転警報機とも連動。心配性な人は、これらのオプションをフル装備するといいでしょう。
アンテナが別のセパレートタイプだから、ディスプレイは好きな場所にセットできるのも便利。ダッシュボード取り付けブラケットや宙吊り取り付けステー等を付属しているので、好みの位置にセット可能です。しかも、レーザー式の移動オービスも素早くお知らせ。やはり、取り締まる側もどんどん変わってきているので、それに対応する探知機を用意すると安心できますね。