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ジャパンキャンピングカーショーへ行ってきました

今日、1月31日はジャパンキャンピングカーショー2020の初日。幕張メッセへ行って見てきました。使っているホール数は少ないものの、オートサロンと同じ会場。ところが、客層も雰囲気も全然違うイベントでした。

そりゃ当然でしょうが、まず全体がゆったりしています。犬も入場OKなので、カートに犬を入れて一緒に見ている人、リードを付けて散歩している人がけっこういます。そして、家族連れの多いこと。のんびりほのぼのした印象を受けるのは、人の入りがほどほどだったこともありますが、家族連れが多いとか大人が多いことのおかげでしょう。とても良い雰囲気です。

そして、本気で商談に入っている人の多いこと。あちこちのブースやクルマで、キャンピングカーに乗り込み商談に入っています。制約したクルマもけっこう見かけました。この辺りはカスタムカーを見せることに徹したオートサロンとは違うところです。スペースにも余裕があり、ゆったりと見て回れます。

なぜ、このショーに出かけたかというとパナソニックが出ているという案内が来たからです。担当者がいるという午前中のプレス時間には行けませんでしたが覗いてみたら、10型大画面を搭載したストラーダのF1X プレミアム10が付いたジムニーのキャンピングカーを展示していました。他にもリチウムイオン蓄電池やナノイー発生器、ポータブルナビなども。ちょっとわかりづらい場所にあったのですが、けっこう賑わっていました。

本格的なキャンピングカーには後方の室内に20型以上のTVを積んだクルマもけっこうあって、10型だとちょっと小さく思えてしまいますが、フローティング構造で画面が出っ張っているし、後方をフラットにして寝転んだら、頭の上にモニターがある感じでけっこう大きく見えます。ジムニーのキャンピングカーには、なかなか似合っている感じです。

その隣の即売コーナーも人気です。インバーターとか地デジアンテナとか、ふだんは見ないアイテムがたくさんあります。このあたりも、チェックしておかないといけないですね。

電機メーカーはこれで終わりと思いきや、カロッツェリアのブースもありました。サイバーナビが中心の展示です。キャンピングカーの運転席にもサイバーナビが付いていたのですが、クルマがでかいものだから、なんて小さいものか(笑)。室内には大画面のTVもあったのですが、サイバーナビとはリンクしていないので別々の映像を流していました。この辺は、サイバーナビの今後の課題でしょう。

他に、間も無く発売開始のリア専用ドライブレコーダーやQi対応のワイヤレス充電器なども展示。キャンピングカーにも使えそうなアイテムは色々ありそうです。

じっくり見ると、こんなクルマで全国を旅して回るのもいいかなと思えてくるキャンピングカーばかり。自分で手に入れるなら、コンパクトなトレーラーにするでしょうね。運転はちょっと気を使うでしょうけど。のんびり見て回ると夢が膨らむイベントでした。このイベントは、2月1日と2日も行われます。入場料は前売り券が大人800円です。

オーディオテクニカからドアチューニングキット

クルマの中で良い音で音を楽しむためには、ドアのチューニングは重要ですよね。そんなチューニングが手軽にできるキットがオーディオテクニカから出ます。

そのドアチューニングキットは、ドアチューニング・マテリアルシリーズ「AquieT」シリーズのAT-AQ407(12,000円/税別)とAT-AQ474(4,500円/税別)の2種類。AT-AQ407はスピーカー周りからアウターパネルの制振剤まで、ドア全体のチューニングができる素材をワンパッケージにしたもの、AT-AQ474はスピーカー周りを中心に施工するスターターキットです。

まずAT-AQ407ですが、インナーパネルとドアトリムの隙間をなくす3種類の防音材や、スピーカーからの不要な音の反射を抑える吸音材、外来ノイズを低減させる遮音材などをセット。高比重1.8のヴァージンブチルゴムを採用しているので、制振効果を向上。粘着性と凸凹への追従も高いため、使いやすいものに仕上がっています。最近、欧州車や一部の国産車に多い、サービスホールがパネルで覆われたドアモジュールパネル車専用キットとして、バイブレーションコントローラーをポイントチューニング用にカットするなど、より効率的にチューニングできるように工夫しています。

施工時に専門工具が不要なのでDIY初心者でも施工可能。ドアトリムの取り外しやシートの施工などにも使える専用へらをキットに加えているので、自分で工具を用意しなくても施工できます。

AT-AQ474は、音楽の再生時に不要な音を吸収しつつ、車外への音漏れやビビリを抑える制振材、吸音材、防音材のセット。好評のAT7474の後継品です。新たにアウターパネル用の制振材となるバイブレーションコントローラーを追加しているため、スピーカー 背面のアウターパネルに貼りつけることでビビリを抑制。より良い音で、音楽を楽しむことができます。

ほかに表面を凸凹にプロファイル加工して吸音面積を増やしたアブソーブウェーブと、スピーカーの外周にぴったりとフィットする波型スポンジのサウンドプルーフィングウェーブ、スピーカー 周辺に貼ってビビリを抑えるポイントチューニング用バイブレーションコントローラーのセット。手軽に少しでも音を良くしたいというDIY派にぴったりの商品です。

発売は2月7日の予定です。

カロッツェリアからリア専用のドライブレコーダー

あおり運転対策や、後方からの追突を記録するのにはリア用のドライブレコーダーが重要ということに気づいた人が多いのか、従来のフロント用ドラレコに加えてリア用も追加する人が増えているそうです。確かに、フロントも重要ですが、追突だとかあおり運転だとか、後方を映すドラレコは重要ですよね。

そこでカロッツェリアはリア専用のコンパクトなドライブレコーダーユニット、VREC-RH200を2月に発売します。オープン価格ですが、実勢価格は17,000円前後になりそうです。

本体は幅32×高さ32×奥行34mmのコンパクトさ。電源ケーブル接続部用のL字変換コネクターを同梱しているので、目立たないようにすっきりとリアガラスへ取り付けることができます。

映像確認や設定はスマートフォンで。Wi-Fl接続によりリアルタイムの映像をスマホで見ることができるし、本体のSDカードに保存された記録データや撮影された映像をスマホへ保存・編集できるから、SNSへの投稿も手軽ですね。もちろんiPhoneでもAndroidのスマホでもWi-Fiに対応していればOK。専用アプリの「ドライブレコーダーリモート」は無料でダウンロードできます。

また本体にバッテリーを内蔵しているので、駐車監視もできます。衝撃を検知した時だけ起動して撮影するため内蔵バッテリーの消費が抑えられ、監視期間は最大30日間。エンジンを切ったあとも最大15分間は録画を継続する設定も備えています。

解像度1920×1080pのフルHD録画だから、高画質で録画可能。対角視野角130度の高視野角カメラを採用しているので、広範囲を高画質で記録できます。SDカードフォーマットフリーに対応しているので、録画時のファイルの断片化やエラーを未然に防止。microSDHC/microSDXCに対応しているので、長時間記録できます。なおmicroSDXCは1TBのものも出ていますが、16GB〜128GBの容量のものが使えます。

WDR(ワイド・ダイナミック・レンジ)機能を搭載しているので、明暗差が大きな場所でも白飛びや黒つぶれなく綺麗な映像を記録可能。フレームレートは27.5fpsなのでLED信号の色も飛びません。まあリア用カメラなのでそれほど重要じゃ無いでしょうが。地デジやGPSへの電波の影響を抑えるノイズ低減設計も嬉しいところ。9mの専用シガーライター電源ケーブルを同梱していますが、別売の電源ケーブル(RD-010)を利用して、車両側のオーディオ電源と接続することもできます。

手持ちのドラレコがフロント用だけだったら、これを加えることで後方も安心。あおり運転や追突事故にも対応できます。もし360度カメラをフロントに付けていたら、これを加えて後方もクリアに撮れれば完璧ですよね。

ジムニー/シエラ用のスピーカー 取付キット

高い人気が続いていて、いまだに納車まで1年以上待ちという噂もあるスズキのSUV、ジムニー/ジムニーシエラ。カスタムするベース車としても高い人気を集めています。このジムニー/ジムニーシエラのスピーカー ーを手軽にアップグレードできるカースピーカー取付キットをパイオニアが用意しました。

ジムニー/ジムニーシエラは純正で13cmスピーカーが付いているんですが、いま市販の13cmスピーカーは少ないので入れ替えたくても入れ替えづらいところ。ところが、パイオニアの取付キット、UD-K124(4,000円/税別)を使えば16cm口径のカスタムフィットスピーカーを取り付け可能です。

これは特許出願中の偏心取付機構を採用したおかげ。口径をひと回り大きくできるので低音の再生帯域が拡大するし、市販スピーカーにグレードアップすることで情報量は大幅に向上。ドア内部で発生する逆相音を遮蔽する遮音パッキンも同梱しているので、よりクリアで質の高い音が楽しめます。

サイトではコアキシャルスピーカーを上段で紹介しているので、コアキシャル用? と思ってしまいますが、もちろんセパレート2ウェイシステムの取り付けにも対応。これにパワードサブウーファーを加えれば、手軽にサウンドのグレードアップが可能です。

ジムニーは、そのまま乗るのではなく、あれこれカスタマイズして自分好みに仕上げていくのが楽しそうなクルマ。手軽にサウンドをカスタマイズするなら、この専用スピーカー 取付キットを利用してみてはいかがでしょう。発売は3月の予定です。

ロックフォードのプライムがフルモデルチェンジ

ロックフォード・フォズゲートのベーシック・パワーアンプ、プライム・シリーズがフルモデルチェンジしました。モノラル・アンプが2モデルと、2ch、4ch、5chアンプが各1モデルの計5機種。クラスDの増幅に変わってコンパクト化しています。

まずは2chモデルのR2-200X2(40,000円/税別)は幅205×奥行173×高さ49mmのコンパクトさ。このボディに、入出力信号を最適化するC.L.E.A.Nや第4世代FETのMEHSA4、効率の高い電圧回路、ノイズを抑えるバランスド・ディファレンシャル・インプットなどの技術が組み込まれています。これで出力は定格で50W×2(4Ω)。2Ωでは100W×2を発揮し、ブリッジ時(4Ω)では200Wでも使えます。

小さいほうのモノラル・アンプ、R2-250X1(44,000円/税別)もまったく同じサイズ。こちらの出力は150W(4Ω)で、2Ω時は250Wを発揮します。もう1台のモノラル・アンプ、R2-500X1(49,000円/税別)は、横幅が215mmと1cm広がっただけですが、出力は定格で250W(4Ω)、2Ωでは500Wと大幅にアップ。価格も5万円以内なので、小さいほうと比べるとお買い得かと思います。

4chアンプのR2-300X4も同価格の49,000円(税別)。こちらは幅が255mmとさらに大きくなっています(奥行と高さは同じ)。出力は定格で50W×4。2Ω時は75W×4で4Ωブリッジ時は150Wでも使えます。5chのR2-750X5はちょっと高くなって87,000円(税別)。定格出力は50W×4+200W(4Ω)で2Ω時は100W×4+350Wです。350Wのモノラル・アンプはありませんが、4chアンプとモノ・アンプを組み合わせるよりもちょっとお得ですね。

すべてハイレベルインプット対応で、クロスオーバーを内蔵。2ch機と4ch機以外は、サブウーファーの音量調整ができるリモートレベルコントローラーを付属しています。また全モデルに搭載されているC.L.E.A.Nはテストトーンを収録した音源を使って入出力を最適化する特許技術。おそらくゲイン調整を最適化するようなものでしょうが、セッティングが手軽にできそうですね。

最近、AVナビなどの内蔵アンプの出来がなかなか良くて、外部アンプを使う人も減っているとは思いますが、やはり外部アンプを使うとパワー感などの点で音が違います。そんなグレードアップの第1ステップとして、このようなアンプを使ってみるのはいかがでしょうか。

フェーズ・モガミモデルの割引キャンペーン終了のお知らせ

昨年の10月、11月にお伝えした、第一フェーズのパワーアンプの割引キャンペーンの件です。

定価21万円(税別)のモガミモデル722tiiが、クーポンコード入力で4割引の12万6000円で買えるキャンペーンを行なっていましたが、2020年1月末でキャンペーンを終了するそうです。つまり、安く買えるのはあと5日です。気になっている人がいたら、お問い合わせはお早めに!

その時の記事のリンクを貼っておきますね。

フェーズのアンプが126,000円で買えます!

【レビュー】フェーズ・モガミモデルを聴いた!

オーディオテクニカから高級電源ケーブル

音楽信号が流れるラインケーブルならともかく、電気が流れる電源ケーブルなら何を使っても関係ないという意見もあるでしょうが、やはり音が変わるんですよね〜、これが。ここがオーディオの不思議なところで、オーディオテクニカが1月24日にRexatの高級電源ケーブルを3種類発売します。

3種類は太さ違いのもので4AWG相当のものがAT-RX004(16,000円/m)、8AWG相当のものがAT-RX008(8,000円/m)、14AWG相当のものがAT-RX014(4,000円/m)。すべて税別の価格です。


この3つのケーブルは従来の最高クラス、RX5500シリーズの音質を継承したもので、導体には高純度銅の7N-Class D.U.C.C.やPC-Triple Cを含む4種類の素材を組み合わせて使っています。また制振材にもハイブラー、マグネシウムウィスカー、レオストマーの3種類を組み合わせて仕様。このトリプルハイブリッドインシュレーションシステムで、音質に不要な振動の減衰に効果を発揮します。

シースは、最大で106度の高熱にも耐える耐熱仕様。車載での使用も安心です。4ゲージ相当のものは1m16,000円(税別)と安くはないですが、音の響きや繊細な余韻などを正確に表現して豊かな音場空間を感じさせるとのこと。10万円や20万円クラスのアンプにはもったいない気もしますが、50万円を超える超高級アンプを最良の状態で鳴らしたいなら、これくらいのケーブルをおごってもいいかもしれませんね。予算に余裕があれば(笑)。

遅れましたが東京オートサロン2020の報告です

1月10日から3日間、千葉・幕張メッセで行われた東京オートサロン2020へ行ってきました。カーAV関連のブースに限って、その模様をお伝えしたいと思います。

このところのドライブレコーダー人気を反映して、ドライブレコーダー関連のメーカーは増えた気がします。出ていたのはデータシステムやセルスターなど。データシステムでは、リアカメラの映像と、記憶合成した真上から見た画像で駐車位置を確認する1カメラ・スカイトップビューや、わずかな明かりでも鮮明に映し出せるナイトモードを搭載したナイトビューカメラなど、開発中の製品を展示。セルスターも車外と室内を記録できるドラレコやレーザー式取締装置に対応するセーフティレーダーなど、新製品や参考出品を多数展示していました。

それに比べてカーオーディオ・メーカーが減っているのは寂しいところ。カロッツェリア(パイオニア)は昨年も出ていなかったのですが、今年はケンウッドも出ていませんでした。この2メーカーは1月15日からビッグサイトで行われるオートモーティブワールドに出展する予定なので、アフターマーケット(B to C)よりもB to B(企業間取引)に注力するということなのでしょう。ケンウッドは前日に新しい彩速ナビなどを発表したばかりだっただけに、少し残念なところです。

結局、オートサロンに出展したオーディオ・メーカーはクラリオンとアルパインの2社になりましたが、その2社は元気。まずクラリオンはクアッドビュー・ナビとフルデジタルサウンド(FDS)を搭載した2台のデモカーを試聴できました。1台は光岡ビュート、もう1台はスズキ・スペーシアです。

ビュートはメーカー・オプションの8型ナビ&FDSパッケージを装着した仕様。このメーカー・オプションには、ナビ+4スピーカー(292,600円)のベーシック仕様から、8型ナビ+FDSプロセッサー+FDSスピーカーをセット(647,900円)にしたフル仕様まで3パターンが用意されていて、展示されていたビュートはフル仕様にシステムアップ用のサブウーファー(152,900円)を加えたフルフル仕様。8型ナビは無理やり収めた感もありますが(笑)、下部の切り込みなどもしっかりと作られており、純正ならではのクオリティを感じます。

元々のマーチを、数倍の金額で手に入れるビュートのオーナーなので60万〜70万円の追加は余裕でしょう。それで一気に音が良くなるのであれば万々歳。サウンドはドアのウーファーの開口部が実際のスピーカーサイズよりも小さく、それが原因でちょっとこもる傾向がありましたが、FDSらしいクリーンなサウンドを聴かせてくれました。サブウーファー無しでも十分に楽しめる低音で、よりまとまりが良いのはこちら。クアッドビュー・ナビも、画面を4つに切り分けた中心のマークを光岡のロゴに変えたり、背景を光岡車の写真に変えるなど純正オプションらしい仕上がりで、オーナーには満足がいく出来かと思います。

一方のスペーシアは、ディーラーオプションのクアッドビュー9型ナビに、市販のFDSプロセッサー&スピーカーを加えてさらにシステムアップした仕様。ディーラーオプションのナビだと、市販ナビと違って機能や装備を減らしてコストダウンを図ったものが多いのですが、これはデジタル出力を装備したままなので、市販のFDSの追加が可能なんですね。これで、クアッドビュー・ナビの画面で操作ができるしFDSの能力を最大限に引き出せます。

カーナビ本体の取り付けは、それほど音に影響することがないとして、スピーカーは取り付けによって大きく音が変わります。だからスピーカーのインストールは、腕の良い専門店に依頼するのが重要。そんな意味でも、このシステムは理にかなったものだと思います。そのサウンドも、ヌケが良く広がりがあり気持ちよく楽しめるもの。ただ、説明員が「ナビにFDSプロセッサーを内蔵している」など、わけのわからない誤情報を流していたのが気になります。ナビにはFDSは内蔵していないので、お間違えなく(笑)。

アルパインは、アルパインスタイルとしての出展で、2席目以降をエンターテインメント空間に変えたアルファードのコンセプトカーなど、カーナビやオーディオだけではなく、クルマをトータルで仕上げたものを数多く展示していました。それらは説明しませんが、ついにフルチェンジしたビッグXを展示していました。

車種専用にデザインするというビッグXのコンセプトに変わりはありませんが専用スマホアプリで検索した結果をカーナビに転送したり、地図更新がスマホアプリを利用して自動的に簡単にできるようになるなど、進化した部分は多数。またオーディオに関しては、ハイレゾ対応になったのが大きな変更点。それを証明するように、パラメトリックイコライザーの調整範囲は40kHzまで拡大していました。

あのような会場なので試聴できる状態ではありませんでしたが、今後、試聴する機会を作ってなるべく早くレポートしたいと思いますのでお楽しみに。アルファードのコンセプトカーは、モニターや操作部などに新しい技術を搭載するなど、オートサロン出展車らしい仕上がりでした。

もうひとつ。ミラーファンクションというメーカーが用意していたアダプターです。参考出品していたのはミニの純正ナビにスマートフォンの映像を映し出すシステム。純正のコマンダーで操作できるので純正からシステムアップしても違和感なく操作できそうです。ほかに、HDMI入力で純正ナビにスマホのミラーリングなどができるアダプターなども展示。純正ナビに手軽に新しい映像や機能を追加できるアイテムなので、使いようによっては重宝しそうです。

最後に、尾林ファクトリーのデモカーも紹介しておきます。後ろに8台のロックフォード・アンプを積み、リアドアにも20cmクラスのスピーカーを2発搭載したデモカーは、迫力たっぷりのサウンドを発していました。自動車メーカーが入ってきてから、展示車両も変わってきたオートサロンですが、これぞオートサロンならではというクルマですよね。

キッカーHS8の兄貴分、HS10が発表と同時に新発売

アメリカ・ラスベガスで開催中の世界最大規模の家電ショー「CES2020」では、多くのメーカーが最新の技術や製品を出展したり参考出品したりして賑わっていますが、キッカーはCESで発表した新製品を同時に発売開始して話題を集めています。

それが、ハイダウェイ・ウーファーのHS10。昨日1月7日から発売を開始です。これまでもHS8というハイダウェイ・ウーファーがありましたが、HS10はその兄貴分。ウーファーの口径が20cmから25cmへと大きくなっています。

それでいて、ボディ全体のサイズは幅246×奥行314×高さ81mmと、HS8の238×352×79mmと比べても、さほど大きくなっていません。奥行きなんかは、むしろ短いし、総容積もHS8より小さくなっているくらいです。高さが2mm増えているので、シート下に入れられる確率はHS8よりもさらに減っていますが、HS8はラゲッジルームに置いても迫力の低音が室内に響く能力を持っていたので、こちらのHS10も大丈夫でしょう。

そのHS8は2011年のCESに登場し、イノベーションを獲得。僕も、この手のコンパクトなパワードサブウーファーでは唯一、実用できるモデルという認識だったので、ひと回りウーファーサイズが大きくなったHS10にはさらに期待できると思います。内蔵アンプは定格で150W。ライン入力のほか、ハイレベル(スピーカー)入力にも対応しているし、50〜120Hzの範囲で調整できる-12dB/octのローパスフィルターや25Hz(-24dB/oct)のハイパス(サブソニック)フィルターも内蔵しているので、手持ちのシステムに手軽に追加できます。40Hzを6dB増強できるキックEQブーストもキッカーらしいですね。

価格は、キッカー製品の輸入を担当するオージーのサイトにはまだ載っていませんが、千葉・流山のカーオーディオ専門店、サウンドエボリューション・ログオンでは、早くも入荷しキャンペーンを行なっています。それによると、新規購入の場合は取り付け工賃込みで89,000円(税別)。すでにHS8を持っていて載せ替えができる場合は工賃込みで79,000円とのこと。

初回入荷は12台で、次回入荷は3月の予定とのことなので、欲しい方はお早めに。お店でHS8とHS10の比較試聴もできるそうです。

【追記】
HS10の日本での価格がFaceBookで正式に発表されました。78,000円(税別)です。それを考えると、+1,000円でHS8からHS10へ載せ替えできるログオンのキャンペーン価格、お得かも!?

RSマスターの特別仕様が168万円!

2020年の1発目は何にしようか考えていたら、とてつもないスピーカーのニュースが入ってきました。なんと168万円!(税別)。ドイツのRSオーディオの3ウェイ・スピーカー、RS Master3 MK II Limited Platinum Editionです。

このスピーカーは昨年11月にブランド創業20周年を記念して発売されたRSオーディオの新フラッグシップ・スピーカー、RS Master3 MK IIがベース。このモデルは、アルミニウム合金の無垢材を切削加工したフレームを採用していましたが、Limited Platinum Editionは、このフレームにロジウムメッキを施した特別仕様。硬度や耐食性がアップし、希少価値が高いモデルに仕上がっています。

ベースのRS Master3 MK IIが128万円(税別)なので、ロジウムメッキで40万円アップにもびっくりしますが、RS Master3 MK IIを試聴した某ショップによると「間違いなくぶっちぎりNo.1音質スピーカーのひとつ」とのお墨付きだったので、期待は大です。ただし、ウーファーは18cm口径だし、奥行きが88.5mmもあるので、取り付けには相当気合を入れないといけないでしょうね。自分で取り付けるなんて考えないで、腕の良いショップに頼んだ方が安心です。またクルマも選ぶでしょう。

マイカーを最高のオーディオカーに仕上げたい! という野望を持っているなら、このスピーカーが最良の状態で付きそうなクルマ選びからはじめて、見つかったらRS Master3 MK II Limited Platinum Editionを導入というパターンでどうでしょう。