モーターショー期間中に登場した新製品をもう一つ。ケンウッドが新しいドライブレコーダーを3機種、発表しました。発売は11月中旬から下旬にかけての予定です。
まずは、前後の撮影が可能な2カメラタイプのDRV-MR745。最近は落ち着いてきたとはいえ、あおり運転対策には有効なモデルで、11月中旬の発売です。
このモデルは、リアウィンドウがスモークガラスでも、明るい映像で記録できるようにスモーク・シースルー機能を搭載。リアガラスに合わせて剪定を3段階に調整できて、スモークガラス越しでもノーマルガラス同様の明るく鮮明な映像で記録できます。だから、後ろから煽られても、ばっちり鮮明に記録できますね。
またフロントカメラには、水平122度、垂直63度、対角150度の広視野角レンズを採用し、従来よりも広い範囲の録画に対応しています。レンズの明るさも、フロント&リアともにF1.8。明るいレンズなので、夜間やトンネル内など、暗い場所でもしっかりと映ります。
また前方カメラにはHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)機能を搭載。トンネルの出入り口や逆光時、夜間走行時の照明など、明暗差が大きい場所でも白とびや黒つぶれを抑えて、安定した映像を録画します。
フロント&リアカメラともに、フルハイビジョン録画に対応。高精細に撮れるので、ナンバープレートなどもクリアに映します。当然、それだけデータ量も増えるし、2カメラでするから単純にデータ量は倍に増えます。そのため同梱するmicro SDHCカードは、大容量の32GB。これで、1080pでも1時間30分、720pなら2時間30分の常時録画ができるので、まずまず安心です。
別売の車載電源ケーブルを使えば、最長24時間の駐車監視録画にも対応。前方のクルマと寺社との距離を検出し、安全な距離が保たれていないと警告する前方衝突警告や、約60km/h以上で走行中に車線をはみ出した時に警告音を発する車線逸脱警告、停車中、前方のクルマが発信しても自車が動き出さない時に知らせる発進遅れ警告など、運転支援昨日も充実しています。
またGセンサーによりクルマの動きを検出して、運転の仕方を自動検診するエコドライブ表示機能も搭載。さらに連続運転を続けると警告音で知らせるリフレッシュ通知機能もあります。まあ、カーナビにこれらの機能が付いている場合も多いので、ダブルで警告されると逆にイライラするかもしれませんが(笑)。
イベント記録や駐車監視録画の衝撃検知は前後・左右・上下の3軸Gセンサーで検知。もちろんGPSのほかグロナスも受信可能で、PC連携ソフトで走行記録の確認も可能です。フレームレートは27.5fpsだから、全国どこでもLED信号の色が映らないということは無し。地デジ干渉対策を施しているので、TV番組が映らなくなることもありません。一律4万円の補償金が支払われる、交通事故時ドライブレコーダー買替補償金制度に対応しているのもありがたいですね。
価格はオープン価格ですが、約3万円前後(税別)で購入できるでしょう。
前方のみの1カメラタイプは、DRV-650とDRV-W650の2モデル。本体は同じ筐体を使っていますが、DRV-W650は無線LAN機能を内蔵し、スマートフォンとの連携が可能。DRV-650は無線LANには非対応で、単独で使うタイプです。価格はオープンですが、DRV-650が2万円(税別)前後、DVR-W650が2万5000円(税別)前後の予定です。
これら2機種は、暗さに強いソニー製のCMOSセンサー「STARVIS」を採用したナイトモードを搭載。ケンウッドがこれまで培ってきた映像・光学技術と合わせて、暗いトンネルでも夜間でも、くっきり鮮明な映像を録画できます。
レンズはF1.8の明るさ。HDR機能も搭載しているので、明暗差が大きな場所でも、白とびや黒つぶれのない安定した映像を記録できます。画角は水平117度、垂直60度、対角142度の広視野角なので、従来よりも広い範囲を録画します。
別売の車載電源ケーブルを使用すれば、最長24時間の駐車監視録画が可能。検知前の5秒間と検知後の15秒間、合わせて20秒の映像を記録します。ほかに前方衝突警告とか車線逸脱警告、発進遅れ警告なども、DRV-MR745同様に搭載。GPS/グロナスを測位できる受信機も内蔵しているので、エコドライブ表示も可能です。
あおり運転が問題になってから、ドライブレコーダーの搭載は必須になった感があります。先日、助手席に乗って東北方面へ出かけた時も、後ろからクルマが近づいているのに追越車線をダラダラ走っているクルマが何台もいて、あおられる側にも運転になんらかの問題があるんじゃないかとは個人的に思いますが、意味もなくあおってくる輩がいないとも限らないので用心は大事。タイプは色々ありますが、2カメラタイプをつけておけば安心なんじゃないでしょうか。