スマホとリンクするオーディオがリニューアル

引き続きカロッツェリアの新製品です。オーディオの新製品が7モデル登場しました。このうち2DIN機がRH-4600の1機種。ほかは1DINサイズのモデルで、DEH-6600、DEH-5600、DEH-4600、MVH-6600、MVH-5600、MVH-3600と続きます。全7モデルで、すべてオープン価格です。


FHとDEHはCDプレーヤーを搭載したモデル。ほかにBluetoothとUSB、ラジオ・チューナーを搭載し、DSPも内蔵しています。MVHはCDプレーヤーが無いモデル。Bluetoothを使った音楽再生やUSBに貯めた音楽の再生、ラジオが楽しめます。ただしもっともリーズナブルなDEH-4600とMVH-3600は、Bluetoothがありません。まあ、このあたりはオーディオ好きの範疇外でしょうから、気にしないでください(笑)。

FH-4600と各シリーズの6600および5600のモデルは、スマートフォンリンクに対応しています。これは、専用のスマホアプリを使って、メインユニットの操作ボタンからスマホ内のカーナビや音楽、メッセージなどのアプリケーションを使えるもの。電話の受信&発信や音声認識などの機能にもアクセスできます。また、スマホのカメラやセンサーを利用して、前方車両の接近やレーンのはみ出しを検知&警告するドライビングサポートアイにも対応。ただし、これは有料で360円(税込)かかります。

また96kHz/24bitまでのFLACファイルの再生にも対応しているので、ハイレゾ音源を聴くことも可能です。ただしダウンサンプリングするので、本来のハイレゾ・クオリティではありませんが。ダウンサンプリングしても、再生できるというのはとても大事です。

DSPは、タイムアライメントや13バンドイコライザーが使えます。またFH-4600とDEH-6600、MVH-6600の3モデルはネットワークモードに対応しているので、内蔵の4チャンネルアンプをフロント2ウェイスピーカーに振り当て、ツィーターとウーファーを個別にタイムアライメント調整することも可能です。これは少しでも良い音を狙うには欠かせない機能だと思います。

いずれにしてもカロッツェリアの1DINオーディオにはDEH-P01やDEH-970、DEH-7100というモデルがあり、音を良くしたいという人なら予算に応じて、そちらを選びそうですが、新モデルはスマホとつながって、本体で操作できるのが魅力。DEH-P01をはじめとした旧機種は、そのへんに対応していないので、少し古さを感じます。なんでも新しいものがいいとはいいませんが、スマートフォンとリンクするのは快適で便利なので、簡単に少しでも音を良くしたい人にはいい選択かと思います。