フォルシアクラリオンが国内で展開するクラウド活用型車両管理サービス「SAFE-DR」の新サービスとして、9月からAI顔認証サービス機能が追加されるそうです。
といっても業務用のサービスなので一般のドライバーにはあまり関係ありませんが、新サービスのAI顔認証は事前にドライバーの顔をスマートフォンなどのカメラで登録しておくと、クルマに乗った時に車内のドラレコでドライバーを認識し、個々のドライバーに紐づけた運転データを専用サーバに集積します。例えば走行距離や軌跡、走行時間、危険運転といったデータですね。
そのデータは、専用Webサイトで運航管理者が確認できるので、遠隔で各ドライバーの運転状況を把握できるし、安全運転指導にも役立てることができます。ドライバーにしてみれば、すべてを把握されるので途中でサボったりできないしたまったもんじゃありませんが(笑)管理者側から見ると安全運転指導だけではなく、クルマの稼働率を把握して余剰車両を減らしコスト削減を図るなど、さまざまな効果がありそうです。
このサービスを使うためにはD-TEG社製のTX2000というSAFE-DR対応通信型ドライブレコーダーを使い、オプションカメラを追加してドライバーを撮影できるようにすることが必要。システム的にはわりと大がかりになってしまいますが、通信量が安くなったりすれば今後、さらに拡充する可能性はあると思います。通信型ドラレコを利用した自動車保険はいまもありますが、それが広がることも考えられるし、レンタカーやカーシェアリングにも考えられますよね。またいずれは一般のクルマにも。ディーラーが顧客の動向を把握できれば、きめ細かいサービスにつながると思うので、管理されるのが嫌じゃない人なら使いそうな気がします。
いずれにしても、それがいいか悪いかは別にしてAIは今後、あらゆるクルマ社会に広がっていきそうな気配。たぶん僕はそれが広がったら古いマニュアル車に乗ろうと考えると思います(笑)