ケンウッドが高画質化を実現する画像処理IPを開発

ケンウッドが映像関連機器の高画質化を実現する画像信号処理IP「IPSILOS(イプシロス)」を開発。同社のドライブレコーダー等、さまざまな映像関連機器に搭載するほか、他社へのIP提供も想定しています。

IPというとインターネット・プロトコル? と思ってしまいましたが、インテレクチュアル・プロパティ=知的財産ということらしいです。IPSILOSとはIntellectual Property of Special Imaging Logical Optimized Systemの略。つまり特別なイメージング論理最適化システムの知的財産ということですね。


これは同社が独自に開発してきたFALCONBRIDという画僧信号処理SoCをベースに、車載用途にも応用できるように改良したもの。基本性能の強化・拡張も図っており、スマートフォンを始め、さまざまな機器に使用されている信号処理SoCを開発するメーカーなどへ、IPとして提供することも想定。またSoC開発メーカーとの開発協業によって、さらなる高画質化技術の構築を図っていくとのことです。

このIPSILOSとは、一般的にISP(イメージ・シグナル・プロセッサー)と呼ばれる回路ブロックで、主にセンサーモジュールからのRGB電気信号を受けてY/Cビデオ信号に変換処理するための信号処理の回路。他社への提供に関しては、回路設計データをIP提供するとともに制御ドライバーソフト環境をSDK(ソフトウェア・デベロップメント・キット)提供することで、ライセンス供与や開発協業をやりやすくしています。SoCの供給を受けた商品開発メーカーも、SDKを使って映像に関する各種パラメーターを設定することで、短期間で幅広い商品ラインナップの開発が可能になりますね。

新しいIPSILOSを使った画質と従来のものを比較した写真を見るとその差は歴然。特にトンネル出口は、トンネル内にいても明暗差が激しい出口の先の映像がはっきり捕らえているし夜のビル街も暗いビルの壁面や輪郭がはっきり見えます。かなりの高画質化が図られているのがわかります。

今後のケンウッドのドライブレコーダーなど映像関連機器には、さらに期待大だし、この技術を使った様々なメーカーの機器が出てくるとなると、映像機器全般が大きくレベルアップすることになるでしょうね。