光城精工のヒット作、バーチャルアースが進化して一新

ホーム用ではトランスの唸りを抑える機能を搭載した電源タップ、クリスタルH1Pを発表し話題を読んでいる光城精工ですが、車載用も忘れていません。大好評のバーチャルアースボックス、VE-01のコンセプトを進化させてフルモデルチェンジした、ve-02(28,000円/税別)を2月1日に発売する予定です。バーチャルアースではなくアース・リインフォース=ボディアース強化ボックスと呼ぶみたいですね。


コンセプトはVE-01の基本理念を受け継いでいて、取り付けを考慮したトップカバーがついているので筐体は同じもののわずかに大きくなっていますが、素材、構造、形状等を一から再検討してフルモデルチェンジ。レイヤー数は増えているし、1枚あたりの表面積もアップしています。さらに各レイヤー間に0.5mmのスペースを設けてレイヤー間の面接触を完全回避しています。

また音質を左右する異金属プレートの各素材の枚数や積層順位も試聴を繰り返して再検討。VE-01ではアルミ+銅×5+真鍮×4という10層構造だったのがve-02では銅×5+真鍮×5+ステン(SUS)の11層構造にかわっていて、一部素材変更も行っています。さらにシャーシの素材や板厚も変更。VE-01ではトップカバーが2mm厚のスチール、ボトムシャーシが1.5mm厚のアルミだったのを、ve-02ではトップを2mm厚のアルミ、ボトムも2mm厚のスチールに変更。低重心化を測ったことで、音質向上にも貢献しています。

この進化により、VE-01と比べても段違いの音質改善を確認しているそうです。基本的にはVE-01同様、S/Nの改善が中心ですが、それに伴う細かな音の再現や輪郭の深さ、ステージの広さなど、表現力が高まっているとのこと。これは期待大です。

このve-02はVE-01同様、各カーオーディオ機器の電源マイナス極に接続するだけで使用できるほか、アンプ等の空いているRCA端子に接続して使用することも可能。また既発売のピュア・コンディメンタNve-03の増設アース極に接続すればアース表面積が大幅に拡大してアースがますます安定化するので、さらなる高音質の領域へと導いてくれます。

ve-02にオーディオ機器2台以上の接続はアースループを発生させてしまうので、オーディオ機器1台に対してve-02も1台が鉄則。そのため大掛かりなシステムで機器の数が増えるほどve-02の数は増えてしまいますが、VE-01のヒットからもわかるように、カーオーディオ・フリークには信用されているアイテム。それがさらに音質向上したというのだから、VE-01をすでに使っている人も、こちらに替えたくなるのでは?