AIセンシングが後方のあおり運転車を捕捉する!

先週、ケンウッドが9月に発売予定の360度全方位ドライブレコーダーの話題をお伝えしましたが、もう1モデル、フラッグシップ機が出ていましたね。こちらも9月の発売予定です。

こちらは、DRV-MR8500というモデルです。前方も後方も記録可能な2カメラ・タイプで、オープン価格ですが42,000円前後で売られる予定です。このモデルがすごいのはAIセンシングという機能を搭載していること。AIが後方車両を見張り、後ろのクルマが急接近したり蛇行運転したりとあおり運転を行うと、自動で検知して警告音や画面表示で知らせてくれるとともに、自動で録画保存してくれるんです。


まさに後方からのあおり運転対策は万全という作り。従来の後方カメラでは、衝撃などでセンサーが働かない限り通常の記録だから、タイミングによっては上書きされて消えてしまうこともありましたからね。それがこれなら、急接近や蛇行運転を検知することで録画&保存するから、あおり運転の証拠をしっかりと残すことができます。これは心強いですね。ただ、あおり運転される前に、追い越し車線を走るのは追い越す時だけで、普段は走行車線を走るなど、当たり前の運転マナーを守ることは大事です。

フロント&リアの両カメラには、F1.6の明るいレンズを採用。500万画素のSTARVIS CMOSセンサーを搭載しているので、フルハイビジョンの約1.8倍の解像度となるWQHDで、暗い環境でもノイズの少ない高感度&高画質録画ができます。

HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)機能を搭載しているので逆光時やトンネルの出入り口など、明暗差が大きい場所でも白飛びや黒つぶれを抑えて録画。リアカメラには3段階調整可能なスモーク・シースルー機能を搭載しているので、リアがスモークガラスのクルマでも、後方を明るく鮮明に録画できます。

また、microSDカードのスロットはダブルで搭載。スロット1からスロット2へのリレー録画ができるので、長時間の記録が可能です。ちなみにmicroSDカードは最大容量128GBまで対応。付属のmicroSDカードは32GBです。

SDカードのエラーを未然に防止するSDカードメンテナンスフリー機能を搭載しているし、付属のmicroSDまたはケンウッド製のKNS-DS8A/AS16A/SD32Aの使用時には、交換時期を画面表示と音声案内で知らせるSDカード寿命告知機能もあり。また別売の車載電源ケーブルを使用すれば駐車録画も可能で、フロントカメラ内蔵のGセンサーが動作すると、前後2台のカメラで映像を記録します。

AIセンシングによる後方車異常接近警告や後方車田行運転警告に加え、前方衝突警告や車線逸脱警告、発進遅れ警告といった運転支援機能も搭載。単に、なにかあった時に記録するだけのドラレコと違って、ドライブをサポートしてくれます。これだけ高機能だと、安心してドライブできますね。

あおり運転が厳罰化されて、ますますドライブレコーダーの重要性は高まっています。まだ付いていない人はそれほどいないんじゃないか? という気もしますが、まだ付けていない人なら最新鋭のモデルが安心です。