グラウンドゼロから全面改良した新しいGZUCスピーカー

グラウンド・ゼロから全面改良した新しいGZUCシリーズの新型セパレート2ウェイ・スピーカー、GZUC165.2SQ(95,000円/税別)が出ます。発売は2月20日の予定です。


このGZUC165.2SQは音質を求めるユーザーのために開発されたスピーカー。型番末尾のSQは、おそらくサウンド・クオリティという意味が込められていると思われます。16.5cmウーファーの磁気回路は小型ながら強力なネオジウム・マグネットを採用。ボイスコイルは50mmサイズの大径で、これを搭載するためのアルミダイキャスト製フレームも新設計されています。

ウーファーの振動板はブラックアルマイト処理を施したアルミニウム・コーンを採用。ウーファーグリルもデザインを一新して、メッシュネットとなっています。

ツィーターは28mmとやや大口径。シルクドーム型で、フラッシュマウントを標準装備しています。ツィーターハウジング(GZTH 25-28B)はオプション。ダッシュボード上へ取り付ける時はこれが必要ですが、ピラーなどへ埋め込み加工する場合は不要ですよね。

付属のパッシブ・クロスオーバー・ネットワークは-12dB/oct仕様。カットオフ周波数はわりと高くて、ローパスが4800Hz、ハイパスは4800Hzか5500Hzに切り替えられる設計です。0dBを中心に+2dBと-2dBに切り替えられる3段階のツィーターレベル調整機能もあります。

ウーファーの取り付け奥行きは63mmだから、わりと取り付けやすいほう。マグネット部もネオジウムだからコンパクトで、取り付けやすさに貢献しています。再生周波数帯域は40Hzから25kHz。シルクドームだからさすがにハイレゾ帯域には届きませんが、超高域が伸びていればいいというわけでも無いので、可聴帯域を超えていれば十分かと思います。それよりも全帯域のバランスと充実度が重要でしょうね。

最近はカーボンだったりの樹脂系振動板が多くアルミニウム振動板は珍しいですが、他とは違う音を探している人には聴いてみる価値がありそうなスピーカーです。