ピンポン玉大の超コンパクトな2カメラ・ドラレコ

個人的には、ドライブレコーダーを選ぶならナビ連動型にします。理由はフロントカメラが目障りじゃないから。ナビ連動型のカメラはモニターが不要だから小さく、ルームミラーの裏などに隠して取り付けられるんですね。その1点でナビ連動型を選びます。

でも手持ちのカーナビに連動する小さいドラレコが無い人もいますよね。例えばダイヤトーン・サウンド・ナビとか。スバルのオプションとか、ドラレコに対応しているものもありますが、市販機は連動するコンパクトなドラレコがありません。それで困っている人にはこんなのどうでしょう。群馬・高崎の青木製作所が作った超小型のドライブレコーダー、AMEX-A06GfW(オープン価格/実勢価格は19,800円前後)です。


このドラレコはフロント&リアの2カメラ・タイプで、フロントカメラが超コンパクトなのが特徴。資料によると卓球のピンポン玉とほぼ同等サイズとのことですが、ピンポン玉が直径40mmまたは44mmなのに対してこのドラレコは幅47×高さ49×奥行42mmなのでひと回り大きいし角ばっていますが、まあピンポン玉よりもちょっと大きいものがフロントウインドウにくっつくと考えればイメージしやすいでしょう。

このコンパクトなボディながらフルHD録画に対応。レンズは145度の広角で死角を防いでくれます。しかもGPSもWi-Fiも内蔵。専用のスマホアプリ「KaKa」を使えば、スマホ側でライブ映像を確認したり、SDカード内の録画データを再生したりスマホへダウンロードしたり、メニューの設定変更もできます。

ドラレコ本体にはいちおう1.5インチのディスプレイが付いていますが、スマホがあれば映像を確認できるので、ルームミラーの裏に隠して設置するのもOK。フロントカメラにはWDR機能を搭載しているので、明暗差を抑えて白とびや黒つぶれの少ない映像を録画できます。

またオプションのRCA変換コネクタを使えば、同梱のリアカメラ の代わりにすでに使っているバックカメラを使うことも可能。もしすでにバックカメラが付いていたら、配線作業は抑えられるので便利ですね。ただしバックカメラはアクセサリー電源からの給電が条件だったり、RCA出力仕様の映像線に限るといった条件がありますが。

SDカードの故障を防ぐために毎月3回、SDカードの定期フォーマット作業を注意喚起するのも親切。付属のmicroSDカードは16GBの容量ですが、最大256GBに対応しているので、画像サイズ720Pなら最長約100時間の前後録画が可能です。

画素数はフロントが200万画素でリアが30万画素。リアカメラはちょっと弱いですが、価格が2万円を切るのでまあ許すとしましょう。なによりも、コンパクトで隠して装着できるフロントカメラを探している人には、気になる1台です。