万博記念公園を自動運転車が走る。実証実験を実施

「また大阪万博やるの?」と思っている人も多いと思いますが、2025年には大阪万博が行われるそうです。それに向けて、三井物産、パナソニック、凸版印刷、博報堂、JR西日本、万博記念公園マネジメント・パートナーズ(BMP)が共同で、自動運転車両をつかった次世代型モビリティサービスの実証実験を行います。


パナソニックが開発中の透明ディスプレイを搭載した小型自動運転EV(フランスのNAVYA製ARMA)を使い、そのディスプレイを透過して見える風景を楽しみながら、ディスプレイに映し出せれる対話型アバターや多言語対応型アバターのガイダンス映像を重ねて見て、楽しみながら学べる移動体験型サービスを提供します。

実証期間は2020年10月23日から11月16日までの金曜、土曜、日曜、月曜の計16日間。1970年万博のパビリオン跡地を巡りながら2025年万博の未来も感じ取れるタイムマシン型のパビリオンルートと、公園内の日本庭園を題材としてその背景にある歴史や文化を楽しく学べる日本庭園ルートの2つのルートがあって、乗車時間はパビリオンルートが約20分、日本庭園ルートが約30分です。

乗車方法はまだ正式には決まっていませんが、実施する各日に同日分の整理券を配布する予定。詳細は10月5日に万博記念公園の公式ホームページ内のお知らせに掲載する予定なので、乗ってみたい! と思った人は確認してみてください。

万博記念公園は1970年の万博に向けて岡本太郎氏がデザインした太陽の塔もある約260ヘクタールの広大な公園。甲子園球場に例えてみると約65個分というから、その広さも想像できるでしょう。その一部を使って行われる今回の実証実験。近くに住んでいたら、行かないのはもったいない気がします。