マイクロプレシジョンが新スピーカーを追加

受注生産のZ-Studioパワーアンプが「高いけど音が良い」と評判で、アンプ・メーカーと思っている人も多いと思いますが、一番最初に日本に登場したのは試作機っぽい作りのスピーカーだったマイクロプレシジョン。ドイツのメーカーです。そのマイクロプレシジョンがスピーカーの追加ラインナップを発表しました。7シリーズ、5シリーズ、3シリーズだそうです。なんだかBMWっぽいですね(笑)

まずは今回発表の最上位となる7シリーズのスピーカー、7.16i 2Way Speakersetから。税込で316,800円ですから、アンプと比べるとリーズナブルに感じます。28mmツィーターの7.28MK IV Tweeterと16.5cmウーファーの7.16MK III Mid Bassをセットにした2ウェイ・システムで、ムンドルフのM Capをはじめとした高品質パーツを使ったクロスオーバー・ネットワークも付属しています。またマルチアンプ・システムに対応するため、ツイーター(154,000円/税込)とウーファー(143,000円/税込)は、それぞれペア売りもするのがうれしいですね。


ツイーターはコーティング処理したシルクドーム型の振動板を採用。CNCマシニングにより切削加工したアルミニウム製のハウジング内にネオジウム・マグネットと28mm径のボイスコイルによる強力な磁気回路が収められています。また天然ウールを素材としたダンピング材も封入。周波数特性は800Hzから24kHzと広く、低めの帯域から使えるのがいいですね。推奨フィルターは2.5kHz@-6dB/octとなっています。

ウーファーはアルミよりも軽量で、かつ強度や減衰能力に優れたマグネシウム合金のフレームを採用。ボイスコイルは25mm径で、マグネットは大型のフェライトを採用しています。振動板は青紫色の繊維強化ペーパーコーンを採用。エッジとダンパーは柔らかくしなやかとのことで、おそらく自然なサウンドが楽しめるのでしょう。

ウーファーは取り付け穴の直径が147mmとちょっと大きめで、取り付け深さも70mmとやや深め。以前のスピーカーと比べるとオーソドックスなスタイルになりましたが、パワーアンプの音の良さを考えると聴いてみたくなるスピーカーのひとつです。