【オートメッセ】ルロワのデモカーを聴いた

ショップの2店目は愛知・岡崎のルロワ。フォーカル・プラグアンドプレイ・ストアも併設しているお店です。今回は導入したばかりのポルシェ・パナメーラを持ち込んでいました。

クルマが超高級ならば、搭載している機材も高価。スピーカーはフォーカルで、最上級のユートピアBe ULTIMA(2,000,000円/税別)にユートピアMの87.5mmミッドレンジ、3.5WM(50,000円/1個/税別)を加えたもの。ユートピアBe ULTIMAはベリリウムのツィーターと165mmウーファー、200mmサブウーファーの3ウェイがセットとはいえ、スピーカーだけで210万円(税別)というシステムです。


これをドライブするパワーアンプはダモーレ・エンジニアリングの4chモデル、A1500.4が2台。1台93万円(税別)なので2台で186万円(税別)です。そしてDSPはブラックス。これが82万円なので、DAPやらケーブルやらその他を加えると総額500万円超えのシステムです。

これだけの高額なシステムだから、悪いわけはありません。というか、音がひどかったらどうしようとハラハラしていたんですが(笑)安心してください。高級感漂う、品のある音が楽しめました。ラゲッジを見ると大型のアンプが2台、ドーンと構えていてインパクトがありますが、音は柔らかく優しい感じ。低音も安定していて、ゆったりと聴ける感じのサウンドです。

フロントのツィーターとミッドレンジは、どことなくAVカンサイが製作したデモカーに似たような取り付け。AVカンサイを参考にしたのか独自で考えたらこうなったのかは定かではありませんが、これが広がり感と奥行き感を上手く出しているようです。ちょっと目立つので、個人的に自分のクルマにこのような取り付けを行うことは考えづらいですが、見た目はともかく良い音が欲しいなら、このような取り付けもありでしょう。

おそらく、このシステムを手に入れられる人は、そんなに多いとは思えませんが、デモカーだからこそできる、まさにハイエンドなシステム。手に入れられるかどうかは別にして、カーオーディオのひとつの頂点として試聴してみる価値はあるでしょう。