見やすさと取り付けやすさを向上したリアカメラ

ドライブレコーダーは相変わらずの人気ですが、バックを見られるリアビューカメラの需要も高まっているようです。そんな市場に向けてパナソニックが7月上旬から発売するのが、リアビューカメラのCY-RC100KDです。


このカメラは、HDR(ハイダイナミックレンジ)対応のイメージセンサーを採用。明暗の差が大きい場所でも白とびや黒つぶれを抑えて、鮮明に映します。例えば、逆光で白線が見えなくなってしまいそうな駐車場などに移植を発揮しそうです。

画角も従来モデルの水平145度/垂直112度から水平146度/垂直114度へ拡大しました。ほんのわずかの差と思うでしょうが、この違いが大事。後方の視界がより幅広くなり、安全性が高まります。

作業性を向上したのも特徴。従来は、ケーブルの途中に電源回路があって、これを置く場所を探すのに手間取っていましたが、CY-RC100KDは電源回路レス。狭い場所も通しやすいし、配線がすっきりしました。また、中継コネクターの位置も変更。従来はカメラから4mの位置に中継コネクターがありましたが、新モデルではカメラから中継コネクターまで50cm。バックドアの近くでコネクター接続ができるので、取り付け作業がしやすくなっています。もし2人で作業するなら、一人は内側の配線を、もう1人はバックカメラの取り付けをという具合に、作業を分担して効率よく取り付けられますね。

国際電気標準会議(IEC)が定めた防塵・防水基準では、IP68に準拠。製品への粉塵の侵入がなく、断続的に水没しても内部に水が入らないという完全密閉構造なので、安心感も高いです。カーナビとは、一般的なRCAピン端子での接続。映像入力が付いたカーナビやPND、モニターなど、幅広い製品に接続できるのも、ありがたい点です。

録画はできませんが、駐車時の後方確認などに、今やバックカメラは不可欠。価格はオープンですが、店頭での予想価格は14,000円前後です。画素数は約31万画素で、サイズは幅23×高さ23×奥行23mm。