昨日はブラムの主力スピーカー「Liveシリーズ」のモデルチェンジを紹介しましたが、ベーシック・スピーカーの「Relaxシリーズ」も同時にリニューアルしました。
新発売されたのはセパレート2ウェイシステムの165RX2(27,000円/税別)と165RS2(22,000円/税別)、そしてコアキシャル2ウェイの165RC2(18,000円/税別)は近日発売予定となっています。ウーファーはすべて165mm口径。これは型番からも想像できますね(笑)。
165RS2
従来の165RSや165RX、165RCがリニューアルしたパターンですが、ツィーターの振動板を日本製のシルクドーム素材に変更するなど、マテリアルの選択を見直しながらアップグレードを行なっています。
165RC2
スペックを見ると全モデル同じで、再生周波数帯域は60Hz〜25kHz。入力インピーダンスは2Ωで、出力音圧レベルは95dBと高能率な数値を持っています。これなら、外部アンプを使わずデッキやカーナビ等の内蔵アンプに繋いでも軽々となってくれるでしょうから、内蔵アンプを使った簡単なシステムで手軽に音質向上を図りたいという人にもぴったりかと思います。この場合、内蔵アンプが2Ωに対応しているかが気になりますが、今の内蔵アンプは優秀なのでほぼ大丈夫だと思います。
ツィーターのシルクドーム振動板が日本製に変わったとはいえ、狙っているのはフレンチ・サウンド。クリアなヴォーカルやタイトなキックドラム、繊細かつソフトでノビのある高域など、音楽の楽しさが詰まった作りです。そこには設計者のギー・ボンネヴィル氏の音楽好きとしての思いが込められているのでしょう。音楽の新たな魅力を発見できる、手軽で楽しいスピーカーです。