光城精工からバーチャルアースBOX専用ケーブル

光城精工からもうひとつ新製品が発表されていたので紹介します。バーチャルアースBOX、VE-01(26,000円/税別)専用のアースケーブルです。

クローン1とクローン2の2種類あって、どちらも価格は7,800円(税別)。この2つは線材が異なっていて当然、出てくる音色も異なります。だからユーザーの好みに応じて、お好きなほうを選べるわけですね。これはありがたい品揃えです。

その違いとは? クローン1のKS-S3000YYはPC-Triple C導体を採用しています。これは連続鍛造伸延技術という新たに編み出された方法で、結晶を長手方向に連続化させることができ、信号の伝送を妨げる結晶粒界を極力減らすというもの。優れた導通性能を実現した新導体のケーブルです。


音質傾向は、全体的にほんのり明るくほがらか。高域の伸びが良く余韻が綺麗で、バランスに優れた見通しの良い音になるとのことです。

いっぽうのクローン2。品番はKS-Z2200YYですが、こちらは超高純度の6N Cuを中心に、高機能純同線のHiFCと高純度無酸素銅線のPCUHD、高純度無酸素銅OFCという4つの素材を独自構成でハイブリッドした導体を使用しています。

HiFCとは銅にごく微量のチタンを添加し不純物をコントロールした高機能純銅線、PCUHDは原材料の介在物や不純物の混入を管理して鋳造した高純度無酸素銅です。ほかはすでにおなじみですね。音質傾向は高解像度。音像が前に出てきて、奥行き感や立体感が増すそうです。また中高域の艶や余韻にも優れているとのこと。

クローン1は高域に特徴があり明るい音、クローン2はそれよりも低い帯域の艶が持ち味で解像度も高いということでしょうか。どちらを選ぶかはユーザーのお好み次第です。

端子は金メッキのY型。専用圧着工具で急激に圧着し、その効果で端子部とケーブルを融着一体化。シースにはポリエチレンテレフタレート素材の編組チューブを採用しているので、耐摩耗性にも優れています。長さは両方とも1.2m。バーチャルアースは機器までの長さが短いほうがより効果を発揮するので十分ですね。

ここでバーチャルアースの説明を少しだけ。バーチャルアース、VE-01は幅130×奥行50×高さ30mmのコンパクトなボディですが中には11層のプレート状の金属を積層しています。中の金属はアルミ、銅、真鍮(黄銅)、スチールという異金属。これを広げると、なんと約畳1畳分の表面積を持っています。

いっぽうクルマの電装系は、カーオーディオ機器も含めてすべてボディをマイナス極として利用しています。つまりカーオーディオ機器はクルマのインバーターなどのノイズ発生源の中に晒されているわけです。

このノイズは、一般的に高周波成分が多く、導体の表面を流れる表皮効果があるため、ボディの表面積を大きくすれば高周波に対するインピーダンス値を低減させて、ノイズレベルが低いボディにすることができるわけです。

そこでバーチャルアース。畳1畳分の表面積を追加できるわけなので、内部抵抗を0Ωに近づけることができます。これ、ものすごく効きます。僕も試してみましたが、ノイズが減って音がクリーンになったのが聴いていてわかります。とくにDSPやヘッドユニットなど、ボディがコンパクトなものほど大きな効果が感じやすい傾向です。

そんなバーチャルアースと今回新しくでた専用のアースケーブルは最良の組み合わせ。接続も難しくないので、手軽に音質向上を計れるアイテムとしてオーディオ好きには必須になるんじゃないでしょうか。