ロックフォード・フォズゲートのベーシック・パワーアンプ、プライム・シリーズがフルモデルチェンジしました。モノラル・アンプが2モデルと、2ch、4ch、5chアンプが各1モデルの計5機種。クラスDの増幅に変わってコンパクト化しています。
まずは2chモデルのR2-200X2(40,000円/税別)は幅205×奥行173×高さ49mmのコンパクトさ。このボディに、入出力信号を最適化するC.L.E.A.Nや第4世代FETのMEHSA4、効率の高い電圧回路、ノイズを抑えるバランスド・ディファレンシャル・インプットなどの技術が組み込まれています。これで出力は定格で50W×2(4Ω)。2Ωでは100W×2を発揮し、ブリッジ時(4Ω)では200Wでも使えます。
小さいほうのモノラル・アンプ、R2-250X1(44,000円/税別)もまったく同じサイズ。こちらの出力は150W(4Ω)で、2Ω時は250Wを発揮します。もう1台のモノラル・アンプ、R2-500X1(49,000円/税別)は、横幅が215mmと1cm広がっただけですが、出力は定格で250W(4Ω)、2Ωでは500Wと大幅にアップ。価格も5万円以内なので、小さいほうと比べるとお買い得かと思います。
4chアンプのR2-300X4も同価格の49,000円(税別)。こちらは幅が255mmとさらに大きくなっています(奥行と高さは同じ)。出力は定格で50W×4。2Ω時は75W×4で4Ωブリッジ時は150Wでも使えます。5chのR2-750X5はちょっと高くなって87,000円(税別)。定格出力は50W×4+200W(4Ω)で2Ω時は100W×4+350Wです。350Wのモノラル・アンプはありませんが、4chアンプとモノ・アンプを組み合わせるよりもちょっとお得ですね。
すべてハイレベルインプット対応で、クロスオーバーを内蔵。2ch機と4ch機以外は、サブウーファーの音量調整ができるリモートレベルコントローラーを付属しています。また全モデルに搭載されているC.L.E.A.Nはテストトーンを収録した音源を使って入出力を最適化する特許技術。おそらくゲイン調整を最適化するようなものでしょうが、セッティングが手軽にできそうですね。
最近、AVナビなどの内蔵アンプの出来がなかなか良くて、外部アンプを使う人も減っているとは思いますが、やはり外部アンプを使うとパワー感などの点で音が違います。そんなグレードアップの第1ステップとして、このようなアンプを使ってみるのはいかがでしょうか。