このLシリーズは60GB容量のHDDを搭載し、フルセグ対応の4×4地デジチューナーとBluetoothを内蔵。フルスクリーンマップやランチャーメニューを採用するなど、仕様的にはストラーダ「Hシリーズ」と同等です。ただしHシリーズでは、アプローチセンサーにより、画面に手を近づけると自動的にランチャーメニューが出ていたのが、LシリーズではフルスクリーンマップとランチャーメニューONの切り替えが手動に。かわりに(というわけでもありませんが)、Hシリーズには搭載されず、その後出たSシリーズで採用されたスマートフォン連携機能が、Lシリーズには搭載されています。
セレナ用のCL-L800SED。画面周辺のボタンやエアコン操作部周りのボタン付き |
8インチモニターは高精細なVGAでLEDバックライトを採用。タッチパネルは静電式で、Hシリーズ同様、スマートフォンのようなフリック&ドラッグの操作にも対応しています。8インチの大画面は通常の2DINサイズからはみ出してしまうわけですが、そこは車種別専用デザインで対応。8型AVナビといえばアルパインのビッグXが浮かびますが、ビッグXはナビ本体を変えずに周囲のパネルを車種別に製作することで対応しているのに対して、ストラーダLシリーズの場合は、本体+パネル一体で車種別にデザインしている点が大きく異なります。
こちらはステップワゴン用のCN=L800STD。エアコン吹き出し口周囲のパネルも一体 |
今回発表されたのは、日産セレナ専用のCL-L800SEDとホンダ・ステップワゴン用のCN-L800STDの2モデルですが、セレナ用とステップワゴン用では、画面両サイドのボタンのデザインが違います。また、セレナ用はナビ部と画面サイドのボタン、エアコン操作部の周囲のパネルまで一体化した状態、ステップワゴン用はナビ本体とエアコンの吹き出し口が一体化した状態で出荷されますから、純正パネルを外してガバッとはめ込めば、純正のインパネにきれいにマッチングします。
配線もできるかぎり簡単に済ませられるように車種専用のハーネスを同梱していますし、音響設定や車両情報も車種にあわせて設定済み。操作キーのイルミネーションも、純正のイルミネーションと同一の色に設定済みですから、インテリアに違和感なく馴染みます。またステアリングリモコンがあるクルマは、ステアリングリモコンで操作ができるよう初期設定をしてあるので、装着後に細かい設定をしなくても、すぐに使えます。地デジアンテナは新設計。フィルム部の面積を広げることで、従来堀受信感度を2dBアップして、受信エリアを1.2倍に拡大しました。
これらの発売は、セレナ用が3月中旬、ステップワゴンが4月中旬の予定。アルファード/ヴェルファイアやノア/ヴォクシーなど、人気のトヨタ車の設定が無いのは残念ですが、今後、対応車種を拡大していく予定とのこと。今回は対応していないクルマのオーナーさんも、発売を期待して待ちましょう。価格は2機種ともオープン価格。
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